韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 93話~96話 ネタバレ

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【ネタバレ注意】『愛を抱きしめたい』最終話まで全話あらすじ・見どころを一挙公開!
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【前回のあらすじ】
ソニョンは深呼吸をして、二人を見据えた。
テーブル越しに並ぶサンホとダヒ。
どちらも無表情を装っているが、その視線の奥には焦りと恐れが見え隠れしていた。
「……できれば、素直に認めてほしいの。
事実を認めて、心から謝ってくれたら……私の怒りも少しは収まるかもしれない。」
その声は震えていたが、まだ愛情の余韻が残っていた。
ソニョンは最後の望みを託すように二人を見つめる。
けれども――その期待は、あっけなく裏切られる。
「俺は何もしていない。全部誤解だ。」
「そうです、奥様。私はただ指示に従っただけで……。」
嘘。
また嘘。
さらに嘘。
その言葉を聞くたびに、ソニョンの胸の奥で何かが静かに崩れていった。
「……そう。まだ、嘘をつくのね。」
彼女はゆっくりとバッグを開け、中から一台の携帯を取り出した。
そして無言で再生ボタンを押す。
――そこには、二人の会話がはっきりと録音されていた。
裏金、裏取引、そして裏切り。
全てが声として残されていた。
再生が終わったあと、部屋には沈黙だけが残る。
サンホの顔から血の気が引き、ダヒは青ざめてうつむいた。
「もう……何も言い訳できないわね。」
ソニョンの声は冷たく、それでいて哀しみに満ちていた。
「あなたの嘘には、もう付き合えない。
だから――けじめをつけましょう。」
その瞬間、サンホが顔を上げる。
「ま、待て、ソニョン……!」
しかし、彼女の瞳にはもう迷いがなかった。
「離婚します。あなたとは、もう終わり。」
淡々と、しかし決意に満ちた言葉。
長年押し殺してきた感情が、静かに決壊した瞬間だった。
一方そのころ、ミンスもまたサンホの裏の顔を追っていた。
偶然手に入れた社内資料の不審な改ざん。
そこに記された署名の筆跡を見た瞬間、
ミンスは確信する。
「やっぱり……あいつだ。」
ミンスは迷わなかった。
ひとつひとつの取引を洗い直し、証拠を積み重ねていく。
その動きは冷静で、正確で、そして――容赦がなかった。
サンホを追い詰める影が、いま確実に迫っていた。
【愛を抱きしめたい-あらすじ-93話~96話】
愛を抱きしめたい あらすじ 93話
ソニョンは、ゆっくりと離婚届の紙に視線を落とした。
白い紙面に並ぶ文字が、まるで過去そのものを突きつけてくるように見える。
胸の奥が痛んだ。
でも、もう後戻りはできない。
「これでいいの。……これで、いいのよ。」
自分に言い聞かせながら、震える指で印鑑を押す。
それは、ひとつの“別れ”であると同時に、“新しい人生の始まり”でもあった。
長い結婚生活の中で、泣きながら耐えた夜は数え切れない。
けれど今は、不思議と涙が出なかった。
悲しみよりも、ようやく掴んだ“自由”のほうが、心を満たしていたのだった。
「未来のこと……考えなくちゃね。」
ソニョンは立ち上がり、窓の外を見つめる。
そこには夕暮れの光が差し込み、まるで“再出発”を祝福するように柔らかく輝いていた。
一方そのころ、ミンスは冷静に、しかし確実にサンホとダヒの包囲網を狭めていた。
彼の机の上には、分厚い資料の山。
取引記録、メールのログ、そして社内の内部報告書。
その中に、決定的な証拠があった。
「……やはり、二人が関わっていたか。」
ミンスは深く息をつき、静かに拳を握りしめた。
これで“罪”は確定的。
あとは、どう自白させるか――。
ミンスの瞳には、怒りではなく“正義”の炎が宿っていた。
その頃、ナ会長は執務室で腕を組み、難しい表情を浮かべていた。
サンホ個人にはもう興味はない。
だが、娘のソニョンが不幸になるのは見ていられなかった。
「どうか、あの子が壊れてしまわないように……。」
それが父としての、たった一つの願いだった。
そして――。
ソニョンは最後の決断を下す。
「彼らを許すことはできない。……だから、法のもとで償わせます。」
慰謝料請求の準備を進める彼女に、サンホは驚愕する。
「やめてくれ、穏便に済ませよう!」
しかし、ソニョンの瞳にはもう迷いがなかった。
「あなたが壊したのは、家庭だけじゃない。私の心そのものよ。」
その言葉は、サンホの胸を鋭く突き刺した。
ミンスは最終報告書を手に、ナ会長のもとを訪れる。
そして静かに、全ての真実を語り始めた。
ナ会長の顔がみるみるうちに険しくなっていく。
報告を終えた瞬間、室内には低い怒号が響いた。
「……サンホを、会社から追い出せ。」
その一言で、長い沈黙が破られた。
正義の鉄槌が、いよいよ振り下ろされようとしていた――。
愛を抱きしめたい あらすじ 94話
サンホとダヒ――。
二人が男女の関係にあったことは、もはや疑う余地がなかった。
けれども、決定的な証拠がない以上、
ソニョンはその罪を問うことができなかった。
それでも彼女は諦めなかった。
夜を徹して資料を漁り、誰にも知られぬように動き続けた。
指先が震えても、心が擦り切れても、止まるわけにはいかなかった。
「このまま泣き寝入りなんて、絶対にしない。」
離婚――それは彼女にとって“逃げ”ではなく、“戦い”だった。
裏切りの傷を抱えたまま、それでも立ち上がる。
今のソニョンの瞳には、確かな覚悟の炎が宿っていた。
けれども、現実は過酷だった。
相手は狡猾なサンホと、策略に長けたダヒ。
一人で太刀打ちできる相手ではない。
そこでソニョンは、静かにウニのもとを訪れた。
「お願い……あなたの力を貸して。」
その声には、プライドも虚勢もなかった。
ただ、真実を求める“ひとりの女性”の切実な叫びがあった。
ウニはしばらく沈黙した後、真っ直ぐにソニョンを見つめて言った。
「わかりました。私も一緒に戦います。」
その瞬間、二人の間に確かな絆が生まれた。
かつて対立し、傷つけ合った過去はもう遠い記憶。
今は同じ痛みを知る者同士として、強く結ばれていた。
ソニョンとウニは協力しながら、少しずつ証拠を積み上げていった。
メールの履歴、レシート、出張記録――
どんな些細な情報も見逃さなかった。
そして、探す過程でお互いの本当の姿を知る。
ウニはソニョンの意外な優しさを、
ソニョンはウニの誠実な強さを感じ取っていた。
「女って、本気になったら怖いわよね。」
「ええ、でも……本気になった女は、強いんです。」
二人の笑顔には、確かな希望が宿っていた。
その頃、ミンスもまた別の角度から動いていた。
サンホの周辺を徹底的に洗い出す中で、
一人の男――“チュンボク”という名に行き着いたのだった。
その男の存在には、何か得体の知れない影があった。
資料に残る彼の経歴、取引の記録、
すべてがサンホとの深いつながりを示していた。
「この男を調べれば……すべての点が線になる。」
ミンスはそう確信し、直接会いに行く決意を固めた。
真実の核心が、すぐそこまで迫っていた。
一方、ソニョンはウニの支えを受けながら、
離婚の準備を着々と進めていた。
「あと少し……。あと一歩で、終わらせられる。」
不倫の証拠を掴むための計画も、すでに整っていた。
重たい心の奥に、久しぶりに“光”が差し込み始めていた。
ソニョンの表情は、かつてないほど穏やかだった。
彼女は静かに微笑みながら、
心の中でこうつぶやいた。
「ありがとう、ウニ。
――私、もう一度、生まれ変わるわ。」
愛を抱きしめたい あらすじ 95話
ミンスは、薄暗い喫茶店の一角でチュンボクと向き合っていた。
男はタバコをくゆらせながら、じっとミンスを観察している。
「……お前、本気であの件を追ってるのか?」
低い声に、ミンスはうなずいた。
「ええ。あなたが知っていることを、すべて聞かせてください。」
チュンボクは短く笑った。
その目は、どこか試すようだった。
「話してもいい。だが――タダじゃない。」
ミンスの眉がわずかに動く。
「条件は?」
チュンボクは指でテーブルをトントンと叩き、
意味深に口を開いた。
「俺を守れ。どんな手を使ってでも。……あの男からな。」
“あの男”――。
言わずとも、ミンスには誰のことかすぐに分かった。
サンホ。
やはり、すべての黒幕は彼だった。
ミンスの胸の奥で、怒りが静かに燃え上がった。
その頃、パパ製菓では前代未聞の緊張が走っていた。
ナ会長の引退を受け、次期代表取締役を決める選挙が迫っていたのだ。
候補者は二人――ミンスとサンホ。
社員たちは固唾をのんで見守っていた。
会議室には熱気とざわめきが渦巻き、
二人が対面した瞬間、空気がピリリと張り詰める。
「会社を守るのは俺だ。」
「守る? お前がやってるのは、自分の保身だろう。」
視線がぶつかり合う。
火花が散る。
互いの思惑は正反対だった。
ミンスは会社の未来を見据え、
サンホは己の地位だけを死守しようとしていた。
この勝負に譲歩はない。
それぞれが“人生を懸けた決戦”に挑もうとしていた。
一方そのころ、ソニョンは別の“戦場”にいた。
――愛の終わりを証明するための戦い。
どうしても、不倫の確たる証拠が欲しかった。
でも、どれだけ探しても掴めない。
焦りと苛立ちが募る中、ウニが静かに提案した。
「録音機を使ってみてはどうでしょう?」
ソニョンは一瞬ためらったが、やがて決意したように頷いた。
「……やってみるわ。」
そして深夜。
静まり返った駐車場に、ソニョンの姿があった。
サンホの車のドアをそっと開け、
震える手で録音機を設置する。
「どうか……真実を記録して。」
祈るようにその場を離れるソニョン。
闇の中で、録音機の赤いランプが小さく点滅していた――。
愛を抱きしめたい あらすじ 96話
ソニョンは、決意を固めていた。
――サンホとの離婚。
それはもう、揺るがない。
けれども、一つだけ胸に引っかかることがあった。
それは、アヨンとホヨン――二人の子供たちのことだった。
「お父さんとお母さん、別れることにしたの。」
その言葉をどう伝えるべきか。
何度も何度も頭の中でリハーサルしても、うまく言葉が出てこなかった。
ついにその日が訪れた。
ソニョンは子供たちをリビングに呼び寄せ、
穏やかな笑みを浮かべながらも、少し震える声で話し始めた。
「お父さんとはね……別々の道を歩くことにしたの。」
沈黙が落ちる。
秒針の音だけがやけに大きく響いた。
けれども――。
「お母さん、泣かないで。私たち、ちゃんとわかってるよ。」
「そうだよ。お母さんが笑ってるほうがいい。」
アヨンとホヨンの言葉に、ソニョンの目から涙がこぼれた。
まさか、こんなにも素直に理解してくれるなんて。
「ありがとう……。本当に、ありがとう。」
子供たちの優しさに、ソニョンは胸が締めつけられた。
そして改めて決意する――この子たちの未来のためにも、強く生きていこう、と。
数日後。
ソニョンは気持ちを切り替え、株主たちが待つ済州島へと旅立つ準備を進めていた。
今回の出張は、離婚後の生活を見据えた“大切な一歩”でもあった。
「もう、後ろは振り返らない。」
静かにそう呟き、空港へと向かう。
そのころ、サンホは別の“現実”にいた。
「済州島に出張?……ふん、好都合だな。」
ソニョンの言葉を信じ込み、
心の中で快哉を叫んでいた。
彼女がいない間に、好きなだけダヒと過ごせる――。
その浅ましい笑いは、まるで破滅の序曲のようだった。
そして夜。
二人は車の中で密会した。
笑い声とささやきが交わり、外の雨音がそれを包み込む。
だが、彼らは気づかない。
ダッシュボードの奥で、
“真実を記録する小さな機械”が、静かに光を放っていることを――。
カチリ。
録音開始のわずかな音。
それが、サンホの運命を決定づける“最後の音”となった。
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