韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 105話~108話 ネタバレ

この記事をお気に入りに登録しませんか!韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 105話~108話 ネタバレ!
【ネタバレ注意】『愛を抱きしめたい』最終話まで全話あらすじ・見どころを一挙公開!
BS11で日本放送予定!キャスト・相関図も完全網羅
平均視聴率14.2%を記録した話題の韓国ドラマを徹底紹介
全話あらすじ一覧とネタバレで、物語の結末までたっぷりとお届けします。
韓国ドラマのあらすじ・ネタバレ・キャスト情報を全話まとめてお届け!
当サイトは、韓国ドラマ(韓ドラ)好きの方に向けた情報ブログです。
最新の韓国ドラマから過去の名作まで、全話のあらすじやネタバレをストーリーごとにわかりやすくまとめて掲載しています。
「見逃してしまったドラマの内容を知りたい」
「続きが気になるけど放送まで待てない」
「キャストや相関図も詳しく知りたい」
そんな韓ドラファンの声に応えるために、1話から最終話までのあらすじを詳しく解説しています。
人気作品の『黄金のポケット』『トッケビ』などをはじめ、注目の俳優・女優に関する情報や、今後の放送予定・おすすめドラマも随時更新中。
口コミや感想を交えながら、作品の魅力を多角的にご紹介します。
また、公式動画へのリンクも掲載しており、安心して視聴環境にアクセス可能。
話題の韓国ドラマをより深く楽しみたい方、推し俳優の情報をいち早く知りたい方に最適なサイトです。
ぜひブックマークして、韓流ドラマをもっと楽しみましょう!
【前回のあらすじ】
夜、静まり返ったリビング。
ホヨンはソファの上に投げ出された一着の上着をじっと見つめていた。
――父のサンホが、家を出て行った日のまま。
手を伸ばせば、まだかすかに父の匂いが残っている。
胸の奥がちくりと痛んだ。
「……昔は、ちゃんと笑ってたのにな。」
頭に浮かぶのは、ほんのわずかな楽しい思い出。
キャッチボールをした午後。
誕生日に買ってくれた小さなケーキ。
数えるほどしかないのに、
それが今は宝物のように思える。
「やっぱり、家族は一緒じゃなきゃダメだよ……。」
声には出さなかったが、
その瞳には“父への恋しさ”があふれていた。
その頃、サンホは――
まるで別の世界に生きていた。
高層ビルの最上階。
大理石の床を響かせながら、
スーツの襟を整え、鏡の前でほほ笑む。
「これが……成功者の顔だ。」
ナ会長が去り、ミンスが沈黙した今、
誰も彼に逆らう者はいなかった。
命令ひとつで社員の運命を左右する権力。
その快感が、サンホの心を完全に支配していた。
もう、家族のことなど頭の片隅にもない。
権力こそがすべて――
そんな錯覚が、彼をゆっくりと壊していった。
一方、ソニョンとミンスは深い不安に包まれていた。
「このままでは、パパ製菓が崩れるわ。」
「父さんの名を、泥で汚すようなことはさせない。」
二人は祈るような思いで耐えていたが、
事態は最悪の方向へと進んでいく。
――検察が、ついに動いたのだ。
ナ会長のもとへ押し寄せる記者たち。
カメラのフラッシュが容赦なく光り、
会長は黙って手錠をかけられ、車へと乗せられていった。
その光景を見た社員たちは息を呑み、
会社の未来が音を立てて崩れていくのを感じた。
その頃、サンホは高級ラウンジでグラスを傾けていた。
向かいには笑顔を振りまく若い女性たち。
「いやぁ、私、今“会長”なんですよ。」
得意げに語るサンホの姿を、
少し離れた席から冷ややかに見つめる男がいた。
――イ代理。
彼はその様子を黙ってスマートフォンに収める。
「会長……ずいぶん楽しそうですね。」
そのつぶやきには、皮肉と冷笑が混ざっていた。
そしてこの一枚の写真が、
後にサンホをさらに追い詰める“地雷”となることを
このとき誰も知らなかった――。
【愛を抱きしめたい-あらすじ-105話~108話】
愛を抱きしめたい あらすじ 105話
パパ製菓の廊下を、革靴の音が響く。
サンホが通るたび、社員たちは息をひそめ、視線を逸らした。
もはや恐怖と軽蔑が入り混じった沈黙――
それが、彼の周囲に漂う日常になっていた。
しかし、サンホ本人はまるで気づかない。
むしろ、その沈黙を“敬意”と勘違いしていた。
「やっぱり俺のカリスマは本物だな。」
その顔に浮かぶ笑みは、もはや人の温度を失っていた。
権力の味を覚えた人間が陥る、典型的な麻痺。
さらに彼の堕落は、プライベートにも及んでいた。
ある朝――
社員たちが出勤するエントランスに、
ひときわ派手なドレスの女性が現れる。
その隣に立つのは……サンホだった。
「今日からこの人を専属秘書として紹介する。」
ざわつくオフィス。
誰もが凍りつくような思いで見つめる中、
エレベーターの扉が静かに閉まる。
その光景を見ていたダヒは、唇を強く噛みしめた。
胸の奥に、怒りと嫉妬が同時に爆発する。
「私を捨てて……あんな女を?」
彼女の中で再び“炎”が燃え上がった。
それは愛ではなく、復讐の熱だった。
一方その頃、
ソニョンは小さな食卓にアヨンとホヨンを座らせ、
慎ましく夕食をとっていた。
照明は少し暗く、食器の音だけが部屋に響く。
「お母さん、大丈夫?」
アヨンの声は震えていた。
「大丈夫よ。」
ソニョンは笑ってみせたが、その笑みはどこか痛々しかった。
目の前には、明日への確かな希望も、支えもない。
けれども――心の奥に小さな炎だけは、消さずにいた。
「どんなことがあっても、私たちは家族よ。
みんなで助け合って、生きていこうね。」
その言葉に、アヨンとホヨンは小さくうなずいた。
涙をこらえながら。
そして翌日――
ナ会長の病室を訪れたサンホは、
あろうことか不遜な言葉を口にした。
「会長室が必要になりましてね。
一つ、私のために空けてもらえませんか?」
一瞬、空気が凍った。
ナ会長は何も言わず、ただサンホを見つめる。
その瞳に浮かぶのは怒りでも憎しみでもなく、
深い悲しみと、呆然とした諦めだった。
「……お前という人間を、ここまでにしたのは……誰だったのだろうな。」
その静かな一言は、
まるで老木が折れるような音を立てて
サンホの背中に重くのしかかった。
だが彼は、冷笑を浮かべるだけだった。
愛を抱きしめたい あらすじ 106話
サンホの権力は、もはや誰にも止められなかった。
彼の言葉一つで人事が変わり、部下たちは沈黙し、
会社全体が彼の顔色だけをうかがうようになっていた。
「これでいい。これが理想の組織だ。」
そう呟くサンホの表情には、満足と慢心が入り混じっていた。
しかし――その裏で、静かに“反撃の矢”がつがえられていた。
その矢を放とうとしていたのは、かつての同志・パク会長だった。
パクは手元の書類を見つめながら、
低く、しかし決然とした声で言った。
「サンホ……お前の暴走を止められるのは、もはや法律しかない。」
彼が握るのは、機密情報流出に関する証拠。
それをもとに、サンホを正式に告訴しようとしていた。
部下たちは口々に止めた。
「相手は今や会長です。命を狙われますよ!」
だが、パクの目は揺らがない。
「正義を貫くには、恐れちゃいけない。」
その一言が、静かに空気を震わせた。
一方その頃、ミンスもまた苦悩していた。
「このままサンホを放っておけば、会社も家族も壊れてしまう……。」
だが、彼は一つの葛藤を抱えていた。
もしサンホを法的に追及すれば――
その矢はソニョンやホヨンにも向かう。
「彼らは罪がない……守らなければ。」
ミンスは机に拳を置き、何度も考えた。
どうすればサンホだけを切り離せるのか。
だが、どれだけ頭をひねっても、妙案は浮かばなかった。
それでも諦めはしない。
彼の瞳には、確かな“覚悟”が宿り始めていた。
その頃、ソニョンの暮らしは慎ましく、
それでいて少しずつ穏やかさを取り戻していた。
子供たちと囲む小さな食卓。
笑い声と、温かなスープの湯気。
「お母さん、今日はいい顔してるね。」
「そう? ふふ、ありがとう。」
未来への不安は消えない。
けれども彼女はもう、泣いて立ち止まることはしなかった。
そんなある日、ソニョンのもとにウニが訪ねてくる。
「お願いがあります、ソニョンさん。」
差し出されたのは――一着のウェディングドレス。
「新作発表会で、モデルをお願いしたいんです。」
「わ、わたしが……?」
ソニョンは目を見開いた。
自分には縁のない世界だと思っていた。
けれどもウニの真剣な眼差しに、胸が熱くなる。
「あなたにこそ、着てほしいんです。
過去を乗り越えて、今を生きる女性として。」
一瞬の沈黙のあと、ソニョンは小さく微笑んだ。
「……いいわ。やってみる。」
その瞳には、かつての強さと優しさ、
そして“新しい自分”への光が宿っていた。
愛を抱きしめたい あらすじ 107話
空はどんよりと曇っていた。
まるで何かを予兆するように――。
その日、サンホに下される“天罰”の時は、静かに、確実に近づいていた。
一方そのころ、バブスが検察の呼び出しを受けたという知らせが社内を駆け抜ける。
その波紋はすぐに、ダヒのもとへも届いた。
「……どうしよう……私、終わったかもしれない。」
蒼ざめた顔でつぶやきながら、
ダヒは机の上の書類をかき集め、バッグに押し込む。
逃げるしかない。
誰も助けてくれない。
誰にもすがれない。
震える手でスーツケースを閉じ、
部屋を飛び出したその背中には、
これまで築いてきた“嘘の人生”が音を立てて崩れていく音がついてまわっていた。
その頃、パパ製菓では華やかな準備が進んでいた。
壇上には花が飾られ、
会場のスクリーンには「新会長 就任式」の文字が輝いている。
主役はもちろん――サンホ。
鏡の前でネクタイを整えながら、彼はにやりと笑った。
「ついに、俺の時代が来た。」
しかし、その笑みが永遠に続くことはなかった。
背後で鳴り響いた電話のベル。
秘書が青ざめた顔で駆け寄る。
「会長……いえ、サンホさん……検察が……今、こちらに向かっているそうです!」
一瞬、時間が止まった。
「なに……?」
次の瞬間、サンホは資料を机に叩きつけ、
コートを掴んで部屋を飛び出した。
真偽を確かめる余裕などない。
理性も、誇りも、すべてをかなぐり捨てて。
「くそっ、俺を捕まえられると思うなよ!」
会長就任式の会場に流れる拍手の音。
その裏で、彼は裏口から逃走していた。
沈みゆく船から真っ先に逃げ出すネズミのように――。
その頃、ホヨンは父を祝うために会社を訪れていた。
「お父さん、今日はきっと誇らしい日になるね。」
胸を弾ませながらエントランスへ向かう。
だが、ビルの外で見た光景に息をのむ。
そこには、顔をこわばらせ、
まるで追われるように走り去るサンホの姿があった。
「……お父さん? どうして……?」
ホヨンの手から祝福の花束が滑り落ちた。
花びらがアスファルトに散る音が、
すべての“終わり”を告げているようだった。
同じころ、逃走中のダヒもまた行き場を失っていた。
携帯は鳴りやまず、息は荒く、心臓が破裂しそうだった。
「もう嫌……全部、終わらせたい……。」
しかし――運命は、そんな彼女に逃げ道を与えない。
道の先で、ゆっくりと一台の黒い車が止まった。
運転席のドアが開き、
そこに立っていた人物を見て、ダヒは凍りつく。
「あなた……どうしてここに……?」
運命の輪が、ついに完全に回り始めていた――。
愛を抱きしめたい あらすじ 108話
豪華な会長室の中で、サンホは革張りの椅子に深く腰掛け、
窓の外を見つめていた。
――ほんの数日前まで、誰もが自分の前に頭を下げていた。
「会長、おめでとうございます」
「あなたこそパパ製菓の未来です」
そんな言葉を浴びるたびに、彼は自分が頂点に立ったと信じて疑わなかった。
だが今、その顔には一片の余裕もなかった。
机の上に投げ出された新聞の見出し。
《ナ会長の疑惑、再捜査へ》
小さな活字の奥に潜む意味を、サンホはすぐに理解した。
――検察は、標的を変えた。
次は、自分だ。
「まずい……このままじゃ捕まる。」
額の汗をぬぐいながら、
サンホは電話を握りしめた。
逃げるための資金――それさえ確保できれば、まだ助かる。
そう信じて、彼はダヒが管理していた金庫のある部屋へ向かった。
ドアを開ける。
部屋は静まり返っていた。
金庫の扉を開くと――
そこは空っぽだった。
中にあったはずの札束も、金の延べ棒も、
まるで最初から存在しなかったかのように消えていた。
「……まさか。」
息を呑むサンホ。
次の瞬間、血の気が引いた。
――ダヒ。
彼女の裏切りを悟った瞬間、サンホの拳が震えた。
「俺を……裏切ったな!」
怒りと絶望の入り混じった叫びが、
誰もいない部屋に虚しく響いた。
その頃、ミンスたちはハラウェディングの会議室に集まっていた。
机の上には事件当時の報告書、写真、録音データ――
すべての証拠が整っている。
「やはり……サンホだった。」
ミンスの声は低く、しかし確信に満ちていた。
食中毒事件の裏にあった黒幕。
ダヒを操り、ライバル企業を陥れた張本人。
その全貌が、ようやく明らかになったのだ。
会議室の空気が一気に張りつめる。
「もう見過ごすことはできない。」
「法のもとに裁きを受けさせるべきだ。」
全員の目が、ひとつの方向に向けられた。
――サンホ。
かつての仲間であり、上司でもあった男。
だが今や、正義の敵。
静寂を破るように、ミンスが立ち上がる。
「ここで決着をつけよう。」
その声には、恐れも迷いもなかった。
パパ製菓の再生――そして、真実の勝利。
その始まりの鐘が、いま鳴り響こうとしていた。
全話一覧・キャスト&相関図
⇒ 韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 全話一覧 ネタバレ















