韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 57話～60話 ネタバレ
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【ネタバレ注意】『愛を抱きしめたい』最終話まで全話あらすじ・見どころを一挙公開！
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【前回のあらすじ】
ダヒは聡明ではあるものの、その賢さが時に人を不快にさせるタイプだった。
特に“自分のやり方”にこだわるあまり、チームワークを軽視してしまう傾向があった。
ウニはそんなダヒに仕事を頼んだのだが――それがすべての間違いの始まりだった。
ダヒはまともに仕事をせず、むしろ妨害するような行動をとる。
まるでウニの成功をわざと阻もうとしているかのように。
「どうしてこんなことを…？」
ウニの心には怒りと悲しみが交錯していた。
もはや彼女にとって、ダヒは“同僚”ではなく“害虫”そのもの。
一方で、ミンスの心は真逆だった。
彼の中では、ウニへの愛がますます強くなっていた。
たとえ過去に何があろうと、彼女と生きていく未来を諦めるつもりはなかった。
「僕にはウニしかいない。何があっても守り抜く。」
その言葉には、強い覚悟と優しさがにじんでいた。
だが、現実は簡単ではない。
結婚するためには、姉のソニョンを説得しなければならないのだ。
そしてソニョンは、二人の結婚に真っ向から反対していた。
ソニョンは理解していた。
二人が本気で愛し合っていることも、心から支え合っていることも。
それでも――許すことができなかった。
サンホとウニの過去。
夫の裏切りと、自分の心の傷が、どうしても消えなかったのだ。
「頭ではわかってる。でも…気持ちが追いつかないの。」
そう呟くソニョンの瞳には、まだ痛みと迷いが宿っていた。
ウニにとっても、ミンスにとっても、そしてソニョンにとっても――
それぞれの“正しさ”と“想い”がすれ違う、苦しい夜が続いていくのだった。
【愛を抱きしめたい-あらすじ-57話～60話】
愛を抱きしめたい あらすじ 57話
サンホは、ついに自分の本性を隠そうともしなくなった。
「お前は姉を苦しめたいのか？」
その言葉は、まるで情に訴えるようでいて――実際は冷酷な脅しだった。
ソニョンの気持ちを“盾”にして、ミンスを揺さぶろうとしたのだ。
けれどもミンスは、そんな安っぽい策略には屈しない。
「姉のためじゃない。俺の人生のために、ウニと生きる。」
そう言い切る彼の瞳には、一片の迷いもなかった。
一方その頃、ソニョンは別の場所で不安に駆られていた。
空港で息子ホヨンがトラブルに巻き込まれたと連絡を受け、慌てて駆けつける。
だが、そこにいたのは――サンホだった。
互いに視線を交わした瞬間、場の空気が一変する。
“気まずさ”という言葉では足りない。
まるで過去のすべてが、空港の雑踏の中で再生されていくようだった。
それでもサンホは、ホヨンの前では取り繕う。
笑顔を作り、やさしい父親を演じる。
だがその裏では、ソニョンの心を操ろうとする計算が渦巻いていた。
一方で、ミンスは決意を行動で示した。
「俺は家を出る。自分の力で生きていく。」
その言葉にウニは胸を打たれ、同時に胸の奥に小さな不安も灯る。
“私のせいで彼が家族を失うのではないか”――そんな恐れが、消えないまま残っていた。
さらにウニの心をざわつかせたのは、もう一つの噂。
ダヒとサンホが“親戚”であるという話だった。
信じがたいが、ありえなくもない。
真偽を確かめるすべもなく、ウニの胸の奥では静かに疑念が膨らんでいくのだった。
愛と嘘、そして血のつながり――。
すべてが複雑に絡み合い、誰もが抜け出せない迷宮へと足を踏み入れていた。
愛を抱きしめたい あらすじ 58話
ミンスは「一人前の男になりたい」という思いが日に日に強くなっていた。
ウニを守りたい、彼女の隣に立てる存在になりたい――その一心で独立を決意したのだ。
けれども、その熱意を聞いたナ会長は、穏やかに首を振る。
「焦るな。独立するのもいいが、君にはもっと大事なことがあるだろう？」
そう言って彼が口にしたのは、“ウニとの結婚”という言葉だった。
だがミンスは真剣な表情で答える。
「結婚したい気持ちはあります。でも、今はまだその時ではありません。」
彼の言葉には慎重さと誠実さがにじんでいた。
しかしこの発言に、姉のソニョンは激しく動揺する。
「ウニと結婚？ 絶対に許さないわ！」
その怒りは、まるで心の奥に封じていた感情が爆発したようだった。
ソニョンの中には、サンホや過去の裏切りと結びついたウニへの複雑な思いがある。
理屈では止められない――それは、嫉妬とも、憎しみとも、愛情の延長線上にあるような感情だった。
けれどもミンスは、そんな姉の言葉に動じない。
「誰に何を言われても、僕は僕の道を行きます。」
そう宣言すると、本当に部屋を契約し、独り立ちの準備を始めた。
ウニはそんな彼の姿を見つめながら、誇らしさと不安を同時に抱いていた。
“この決意が、彼をもっと強くするのか。それとも、私を遠ざけるのか――。”
その頃、裏ではダヒが暗躍していた。
彼女はパパ製菓とサンホが極秘で進めている新プロジェクトに目をつけ、
まるで鼠小僧のように動き回り、内部情報を探り始めていたのだ。
まわりをかき乱す存在――ダヒの行動が、やがて大きな波乱を呼び込むことになる。
ミンスとウニの未来、そしてサンホの計画。
それらすべてが、彼女の一手によって狂わされようとしていた。
愛を抱きしめたい あらすじ 59話
ソニョンは、何度もウニに「ミンスと別れてほしい」と訴え続けていた。
その言葉はまるで呪文のように繰り返され、ウニの心を締めつけていく。
最初、ウニはその想いを真剣に受け止め、
“彼の幸せのためなら自分が身を引くしかない”――そう覚悟していた。
けれども、ミンスの真っ直ぐな眼差しを見ているうちに、
彼の気持ちの重さに気づいてしまう。
「彼は本気で、私と生きる未来を選ぼうとしている」
それが分かった瞬間、ウニの中で何かが静かに変わった。
彼女はついに、ソニョンの懇願を断ち切る。
「私はもう誰にも振り回されない。彼を信じて歩いていくわ。」
その言葉には、今までにない力強さと覚悟が宿っていた。
だが、ソニョンも簡単には諦めない。
「お願いよ、弟を不幸にしないで！」
その必死な声には、姉としての愛情と、女としての嫉妬が入り混じっていた。
ウニは静かに息を吸い込み、彼女をまっすぐ見つめて言う。
「誰と一緒に生きるかは、私たち自身が決めることです。
あなたにも、私たちの気持ちを信じてほしい。」
どんな言葉も、ソニョンの心にはまだ届かない。
それでもウニは逃げなかった。
彼女は、愛する人と正面から未来を選ぶ強さを手に入れていたのだ。
一方その頃、サンホは別の意味で苦悩していた。
裏切りと嘘を重ねてきた自分の過去を清算しようと、
「もう一度、やり直したい」とソニョンに謝罪の言葉を伝える。
だが、彼の言葉がどこまで本心なのか――
ソニョンにも、そして自分自身にも、
その答えを確かめる勇気はまだなかった。
愛を抱きしめたい あらすじ 60話
ソニョンは、もはや心が限界に達していた。
どれだけ言葉を尽くしても、ミンスもウニも結婚の意思を曲げようとしない。
二人の目に宿る強い信念を見れば、反対すればするほど逆効果だと分かってはいる。
それでも――“弟を守りたい”という思いが、彼女を縛り続けていた。
日を追うごとに、ミンスとウニの絆は深まっていく。
ソニョンの反対など届かないほど、二人はまっすぐに未来を見ていた。
そんな姿を見るたび、ソニョンの胸には嫉妬と後悔が入り混じった痛みが走る。
「私は、いつの間にか誰かの幸せを壊そうとしているのかもしれない…」
そう気づいたとき、彼女の頬を涙が伝った。
そしてついに、ソニョンはサンホの前で感情を爆発させてしまう。
これまで冷静で上品だった彼女が、声を震わせながら泣き叫ぶ――。
その姿を、偶然通りかかったナ会長が目撃した。
「彼女が…あのソニョンが、泣いている？」
あまりのギャップにナ会長は戸惑い、立ち尽くすしかなかった。
一方でサンホは、その場でもなお取り繕おうとする。
自分の過ちよりも、周囲の視線を恐れる男。
そんな姿に、ソニョンの心はさらに冷えていった。
そのころ、ミンスとサンホの間でも衝突が起きていた。
「ウニと別れろ」と迫るサンホに対し、ミンスは「もう二度とその話をするな！」と叫ぶ。
二人の間にはもはや家族の情などなく、敵同士のような空気が流れていた。
そこへ、偶然ホヨンが現れる。
目の前で言い争う父と叔父を見て、彼はただ唖然と立ち尽くす。
“二人は仲のいい大人だと思っていたのに…”
幼い心には、その光景があまりにもショックだった。
その直後、ミンスの部屋を訪れたソニョンが突然倒れる。
疲労と精神的な限界が重なり、体がもう支えきれなかったのだ。
ミンスは慌てて彼女を抱きかかえ、必死に名前を呼ぶ。
「姉さん、しっかりして！」
けれども、彼女の瞼はゆっくりと閉じたまま――。
波乱に満ちた運命の歯車は、さらに大きな悲劇を巻き起こそうとしていた。
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