悪魔の保身が、まさかの「偽りの美談」をデッチ上げる!隠し子スキャンダルを巡る泥沼の心理戦が、ついに予測不能な新局面へと突入する第58話〜60話の登場です。
マスコミに追い詰められた最悪の父親ビョンテが、生き残りをかけて前代未聞の「手のひら返しパフォーマンス」を敢行。
一方で、シェアハウスの精神的支柱である大家マルスさんには、あまりにも悲しすぎる大切な人の死が訪れ、その復讐の炎が市場全体を包み込む漆黒のマネー戦争へと変わっていきます。
そして、引き裂かれたままのドウォンとジゴンの前に灯る、涙と感動の「サプライズ誕生日会」まで。今回も文字数・熱量ともに圧倒的なハイパーメガボリュームで、ドロドロの裏事情まで暴いてお届けします!
【前回のあらすじ】
隠し子スキャンダルが全マスコミに大爆発する窮地のなか、ジゴンが記者たちの前に堂々と立ちはだかり「ナムスンは僕の弟だ!」と命がけのカミングアウトを敢行!この爆弾発表により、タウンマートとの業務提携とジゴンとの結婚を白紙キャンセルされた悪女ヘリは、一転して絶望のどん底へ。一方、自分のせいでイ家が離婚騒動に発展したと心を痛めた健気なナムスンは、自責の念からフィリピンへ密かに帰国しようと駅へ走ります。ドウォンが涙ながらにホームで引き止めを試みますが、傷ついたナムスンの固い決意を崩すことはできず、悲しい離別の秒読みが始まっていました。
【あなただけが私の愛-あらすじ-58話~60話】
あなただけが私の愛 あらすじ 58話
ドウォンの必死の説得を振り切り、涙を流しながらフィリピン行きの列車に乗り込もうとしていたナムスン。しかし、その駅のホームへ、まるで獲物を見つけたハイエナのような猛スピードで滑り込んできた人物がいました。他でもない、あの冷酷なビョンテ社長です!ビョンテはドウォンの目の前でナムスンの腕を強引に掴み取ると、「おいナムスン、どこへ行くんだ!行かせないぞ!」と、これまでの冷酷な態度からは180度打って変わった必死の形相で彼を引き止めにかかります。あるいは困惑するナムスンを拉致するように自分の高級車へと押し込むと、そのまま息子のジゴンが待つレストラン「マリスキッチン」へと連行していくのでした。
ついこの前まで「お前の父親はとっくに死んだ」「口封じの金をやるからさっさとフィリピンへ失せろ」と鬼のように脅していたあのビョンテが、車の中でナムスンに対し、「これからはフィリピンに帰るなんて言うんじゃないぞ。韓国にずっと留まるんだ」と、優しげな声で必死の説得を始めるのです。もちろん、この強欲な男の胸の内に、実の息子への愛情や良心なんてものが1ミリでも芽生えたわけではありません。ジゴンによって「ビョンテ会長が近々記者会見を開いて真実を語る」と全マスコミに予告されてしまったため、もしこのタイミングでナムスンに海外へ逃げられたりしたら、それこそ「不倫隠蔽のための人権侵害」としてタウンマートの社会的信用は完全に失墜し、代表理事の椅子を永久追放されてしまうからでした。
生き残るためには、これ以上の嘘は通じない。そう悟ったビョンテが放った最後の悪魔の奇策は、なんと「あえて隠し子を自分から大々的に認知し、世間に懐の深い美談の父親としてアピールする」という、寒気のするようなイメージ戦略だったのです。ビョンテはすぐさま全メディアの記者たちを招集し、フラッシュの嵐のなかで、満面の笑みを浮かべてナムスンの肩を抱き寄せます。「皆さん、この純粋な青年ナムスンこそが、かつて私が過ちの中で授かった実の息子です。私は今日、彼を正式に我がイ家の一族の子供として認め、これからは父親としての責任を全力で果たしていきます!」と、嘘八百の感動大作戦の記者会見をぶちかましました。ナムスンにとっては、夢にまで見た「父親に認知される」という奇跡の瞬間のはずでしたが、彼の表情は少しも優れません。なぜなら、ナムスンは以前に「疫病神」とまで罵ってきたビョンテのあの邪悪な本性を知っているため、この急な手のひら返しに対して、「この人は何か恐ろしい企みがあって、私を政治的に利用しているのではないか……」と、強烈な疑念の目を向けていたからです。一方、ジゴンも父親のこのあまりにも見事な豹変ぶりに不気味な不信感を抱き、「一体、父さんはこの美談の裏でどんな黒い利益を貪ろうとしているんだ……」と睨みつけます。しかし、そんな市場を揺るがす大スキャンダルの裏側で、シェアハウスの大家・マルスさんは、自分を欺いて隠れ続けていたあの宿敵ジョムスンが、冷たいベッドの上でついにひっそりと息を引き取ったという、悲しい最期の報せを受け取っていたのでした。
あなただけが私の愛 あらすじ 59話
長年の怨恨の相手であったジョムスンの突然の死は、マルスさんに言葉では言い表せないほどの特大の喪失感と凄まじい精神的ショックを突き立てていました。しかし、百戦錬磨の大家マルス社長は、ここで悲しみに暮れるようなヤワな女性ではありません。彼女はジョムスンの冷たくなった亡骸の前で涙を拭うと、鬼のような般若の形相に変貌し、自分の心に鋼鉄の鍵をかけて真っ黒な決意を固めるのです。「私はまだ、絶対に笑顔を作るわけにはいかないわ……!私の大切な人生をめちゃくちゃに踏みにじり、ジョムスンをここまで追い詰めた大企業のあの悪魔たちを、地獄の底へ引きずり下ろすまでは、心を完全に鬼にして、どこまでも冷酷に金を稼ぎ続けてやるわ!」と、巨額のマネーを武器にした全面戦争の狼煙を上げるのです。
そんなマルスさんの限界寸前の張り詰めた様子を誰よりも近くで見ていたお父さん(ドック)は、胸を痛めて「マルスさん、もうそんな復讐の鬼になるのはやめてくれ、あなたが壊れてしまう……」と、優しい声で必死に引き止めようとします。しかし、ジョムスンの悲惨な死によって頑なさが限界突破していたマルスさんは、その親切な言葉を冷酷に突っぱね、一人で暗黒の利権ビジネスの世界へと突き進んでいかってしまうのでした。一方、財閥ナム家の豪邸では、スヨン(ギルジャ)が最凶の女帝ブナムの最近のコソコソとした不穏な動きに対し、「あのクソババア、裏で何か私の過去を探り回っているんじゃないかしら……」と強烈な不審の目を向けていました。スヨンは恐怖のあまり、すぐに夫のジェイル本部長の部屋へ駆け込み、「あなた、お義母様のあの奇妙な執着ぶりは何かしら?何か知っているなら教えて!」とすがりますが、すでに敏腕弁護士のジョンミの元で離婚調停の裏工作を完全に進めているジェイルは、彼女を虫ケラのように冷たくあしらいます。
逆にジェイルから、「お前こそ、市場のあの八百屋と裏で密会して何の話をしていたんだ!さっさと白状しろ!」と冷徹に詰問され、スヨンは蛇に睨まれた蛙のように真っ青になって言葉を失うのでした。ジェイルはスヨンを突き放しながらも、母親であるブナムがなぜそこまで「マルス」という市場の大家の素性を血眼になって調べ回っているのか、その裏に眠る財閥の巨大な過去の闇が気になって仕方がありません。そこでジェイルはブナムの部屋の扉を開け、「母さん、どうしてそこまで市場のマルスという女性にこだわるんだ?彼女と我が一族の間に、一体どんな恐ろしい因縁があるのか教えてくれ!」と、直接親子の対決を仕掛けるのでした。その頃、イ家ではジエが、ナムスンのこれからの処遇や家庭内崩壊の件を相談したくて、以前何かと縁があったヘリの異母弟ヘソンを呼び出していました。「ねえヘソン、ナムスンが本当の弟だって分かったけど、お母様は認めないし、私はどうすればいいの……?」と涙目で尋ねるジエ。すると、普段はチャラついているヘソンが、ジエの顔を真っ直ぐ見つめ、驚くほど真剣な男らしいトーンで「ジエ、そんなに苦しいなら……いっそのこと俺が君の人生のすべてを背負って、ずっと守ってあげようか?」と、意外すぎる本気の言葉をぶちかまし、ジエの心を激しく動揺させるのでした。一方その裏で、ヒロインのドウォンは、ジゴンを守るために別れた悲しみを完全に仕事のエネルギーへと昇華させていました。元売れっ子PDの天才的なマーケティング能力を発揮した彼女の「手作り柚子ジャム」は、瞬く間に口コミで広がり、ドウォン商会は順調に店舗を拡大。何かに取り憑かれたように24時間働き続けるドウォンの健気な姿に、周囲は感心しつつも、彼女の心に空いたジゴンへの巨大な穴の深さに胸を痛めるのでした。
あなただけが私の愛 あらすじ 60話
市場の一角で、マルスさんとお父さん(ドック)が、ジョムスンの件や今後の件で深刻な表情で親密に話し合っている様子を、物陰から偶然目撃してしまったスヨン。高級車の中からその光景を見たスヨンは、首を傾げて強烈な違和感を覚えます。「あれ?なんであの高慢な市場の実力者マルス社長が、うちの元旦那のドックとあんなに親しそうに肩を寄せ合っているの……?この2人の間に、一体どんな知られてはいけない繋がりが眠っているのかしら……」と。元来の心配性のヒステリーが発動したスヨンは、自分の過去がまた別の場所から漏れるのを防ぐため、マルスさんの身辺調査という、新たな不穏な興味を示し始めるのでした。
その頃、ビョンテ社長の偽りの美談会見によって、無理やりイ家の籍に入れられ、豪邸へと引っ越しさせられていたナムスン。しかし、元々自由奔放な市場の配達員だった彼にとって、冷酷な目で睨みつけてくる本妻ジュランや親たちの罵声が飛び交う豪邸の空気は、まさに息の詰まる地獄そのものでした。ストレスから、ナムスンは以前の彼からは到底考えられないような、夜遅くまで帰宅しなかったり、家の中で問題のある荒れた反抗的な行動をとるようになっていたのです。それが目に余るほどエスカレートしたため、お兄ちゃんであるジゴンは心を鬼にしてナムスンを厨房に呼び出し、「ナムスン、お前が傷ついているのは分かるが、こんな投げやりな行動をするのは間違っているぞ!しっかりしろ!」と厳しく注意を与えます。大好きなジゴンシェフから真剣に怒られたナムスンは、激しいショックを受けて下を向き、深く落ち込んでしまいます。
もどかしくなるのは、ジゴンの家族への気遣いです。ジゴンが何よりも心配していたのは、会見を開いたビョンテ以外の家族全員が、ナムスンの存在をまだ1ミリも心から受け入れていないという残酷な格差の現実でした。その中でも特に、夫への恨みに燃えるジュランは、ナムスンを「浮気相手の子供」として激しく拒絶し、絶対に息子として認めようとはしません。なぜなら、もしナムスンを正式にイ家の子供として笑顔で迎え入れてしまえば、ジュラン自身がその「浮気相手の子供の母親」という惨めな役回りを世間に認めることになってしまうからです。実の子ではない外国人の男の子に対し、本妻としてのプライドがどうしてもそれを許さず、家庭内は毎日一触即発の冷戦状態。
そんな家族のドロドロに押しつぶされそうなナムスンを少しでも元気づけようと、ジゴンは心優しいお兄ちゃんとしての最大の気遣いを示し、彼をある場所へ連れ出すことにします。それは、数日後に迫った「ドウォンの誕生日サプライズパーティー」。もちろん、ジゴンの夢を守るために偽りの別れを貫いているドウォン自身が「来てください」なんて承諾したものではありませんでしたが、ジゴンは「お互いの心が繋がっているなら、形式なんて関係ない!」と、自分のレストランの定休日を使って勝手に誕生日会を開く強硬手段に出るのです。こうして、マリスキッチンの華やかにライトアップされたテーブルを囲み、ジゴン,ドウォン,ナムスンを交えた、3人だけの秘密の誕生会が幕を開けました。急に手を引かれて連れてこられたドウォンは、最初は「ジゴンさん、私を困らせないで……」と照れくさそうにしつつも、ジゴンが心を込めて作った美しい特製ケーキと、胸元でキラリと輝くあの星のペンダント、そしてナムスンの満面の笑顔に包まれるうちに、彼女の凍りついていた心の氷は一瞬で溶け去っていきます。ドウォンの瞳からは、我慢していた愛おしさの涙がポロポロと溢れ出し、彼女の心はジゴンへの深い感謝と、言葉にできない純粋な喜びでいっぱいに満たされるのでした。この親たちの悪意の闇の中で、一瞬だけ灯った奇跡のような3人の幸せな夜。しかし、現実はそんなに甘くはありません。ビョンテの更なるビジネスの罠と、ヘリが握るスヨンのDNA鑑定書の爆弾が、この幸せな夜の直後、2人の頭上に最も残酷な形で降り注ごうとしていたのです!心臓のバクバクが止まらない絶体絶命の第61話へ向かって、次回へ続きます!
【管理人の熱血感想・考察コーナー】
ちょっと皆さん!第58話から第60話にかけてのこの怒濤の因果応報&どんでん返し展開、もう胸キュンと爆笑、そして切なさが一気に押し寄せてきて、ブログを書く私のキーボードを叩く手が熱狂と興奮でワナワナ震えまくっております!物語が本当に面白い局面に突入しましたね!
まずツッコミたいのは、第58話のあのビョンテお義父さんの「サイコパス記者会見」ですよ(株価対策)。ついこの前までナムスンに向かって「お前の父親は死んだ」「疫病神が!」ってボロ雑巾のように罵ってフィリピンへ強制送還しようとしていたくせに、自分の代表理事の椅子が危なくなったら手のひらをシャーーーッ!と返して、「この純粋な青年は私の愛する息子です!」ってカメラの前で満面の笑顔で抱きしめるなんて、本当に人間としてどこまで図太いのか。ナムスンが後ろで「このおじさん、急に何言ってるんだ……?」って怪訝な目でビョンテを凝視している表情は、最高にシュールでリアルに笑っちゃいました。ビョンテ社長、往生際の悪さの金メダルをあげたいくらい姑息で突き抜けています!
その裏で、第59話の大家マルス社長のあの「復讐の鬼に変貌するシーン」には、本当に背筋がゾクッとしました。長年の因縁だったジョムスンが亡くなってしまって、その悲しみを全部「大企業の悪魔たちを地獄へ叩き落とすための資金稼ぎ」に変えて、冷酷なマネーの女王として立ち上がるキム・ヘスクさんのあのドスの利いた演技。お父さん(ドック)が心配して「もうやめてくれ」って止めるのを聞き入れない姿は、今後の市場の利権を巡る巨大な復讐大戦争の幕開けって感じで、オタクの血が騒いでゾクゾクが止まりませんでした!
ハラハラしつつも、今回一番の大金星をあげたいのは、第60話のラストの「マリスキッチンでのサプライズ誕生日会」ですよ。ドウォンがジゴンを守るために「あなたの愛が負担だった」って嘘をついて突き放しているのに、ジゴンシェフが「そんな形式は関係ない!」と、定休日のお店を貸し切りにして、特製ケーキとナムスンを交えて誕生日を祝ってあげるあのスパダリっぷり。ハン・チェアさんが我慢していた涙をポロポロ流して、2人で星のペンダントを見つめ合うあのロマンチックな演出には、もう胸がギューーーッと締め付けられて全私が画面の前で大号泣してしまいました。ソンヒョクさんの、あのドウォンを優しく見つめる一点の曇りもない愛の瞳の演技、本当に大胸キュンでごちそうさまでした!
それにしても、ヘリの異母弟ヘソンくんが、第59話でジエちゃんに向かって「俺が君の人生を背負って守ってあげる」って真面目な顔で言葉をかけたシーンも、意外な男気を見せてくれてキュンとしちゃいましたね。イ家の中でビョンテ一族が崩壊していくなかで、この若い2人の恋がどう救いになっていくのかも目が離せません。
しかし、スヨン(ギルジャ)がマルス社長とドックの親密な関係に気づいて身辺調査を始め、さらにビョンテ社長の偽りの美談の裏での更なる買収工作の秒読みは止まりません。この誕生日会の幸せな余韻を地獄に叩き落とすかのような、次回の悪魔たちの攻撃を想像するだけで今から胃がキリキリ痛みます。
ジゴンとの奇跡の夜を経て、再び市場でのジャム作りの戦いに戻るドウォン。そして、ビョンテへの不信感を募らせながら豪邸で耐えるナムスン。ハラハラと涙のボルテージが限界を完全に突破する第61話からも、ハンカチをたくさん用意して全力で追っかけていきたいと思います!
