韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 117話~119話 ネタバレ

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【ネタバレ注意】『愛を抱きしめたい』最終話まで全話あらすじ・見どころを一挙公開!
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【前回のあらすじ】
サンホが奈落へ落ちていくように追い詰められていく中で、
ウニとミンスの胸を占めていたのは、ソニョンのことだった。
長いあいだ夫の裏切りに耐え、
ようやく離れて静かな時間を手に入れたはずの彼女。
けれども、その静けさは“癒し”ではなく、“空虚”に近かった。
ソファに座ったまま、ただ時計の針の音だけが響く夜。
ウニはそんな彼女を心配し、何度も連絡を入れていた。
「お義姉さん……無理してませんか?」
「大丈夫よ、ちょっと疲れただけ。」
言葉では平静を装っても、
ソニョンの声にはかすかな寂しさが滲んでいた。
そんな彼女の前に、まるで運命のように現れたのがウジュだった。
「……放っておけなかったんです。」
そう言って差し出した缶コーヒー。
その温もりが、ソニョンの心にじんわりと染みていく。
以前からソニョンに好意を抱いていたウジュ。
彼はただの同情ではなく、真っ直ぐな想いで彼女を支えようとしていた。
「僕、ずっと見てました。
誰よりも強くて、でも誰よりも優しい人だって。」
その言葉にソニョンは驚き、
そしてふっと微笑む。
「……ありがとう。そんなふうに言ってもらえるなんて思わなかった。」
その笑顔を見ていたウニとミンスは、
まるで自分たちのことのように心から嬉しかった。
“ようやく、ソニョンにも春が来たんだ――”
ただし、
その恋がどこまで育つかは、
ふたりの勇気次第だった。
一方、拘置所の薄暗い部屋で、サンホは静かに独り考えていた。
長い沈黙の果てに、ようやく彼は口を開く。
「……もう逃げるのはやめよう。」
捜査官の前で、サンホは機密資料の在りかを明かし、
自ら罪を語りはじめた。
それは“改心”だったのか、それとも“計算”だったのか。
誰にも分からない。
けれどもその瞬間、
閉ざされた部屋の空気が、かすかに動いた気がした。
罪を認めるという行為は、
彼にとって“終わり”であり、
同時に“はじまり”でもあったのかもしれない。
その頃、ウジュはソニョンへの想いを抑えきれずにいた。
電話をかけては、声を聞くだけで満足し、
会うたびに小さな贈り物を渡してしまう。
「また来ちゃいました。
あなたの笑顔を見ると、どうしても元気が出るんです。」
不器用で、まっすぐで、
でもどこか温かい――。
ソニョンはそんな彼に、
いつしか心を預けるようになっていた。
【愛を抱きしめたい-あらすじ-117話~119話】
愛を抱きしめたい あらすじ 117話
薄暗い独房の中。
サンホは膝を抱え、無言で天井を見つめていた。
――俺が、刑務所に入るなんて。
こんな結末、ありえるのか。
自白をしたことで、すべてが丸く収まると思っていた。
少し反省の素振りを見せれば、情状酌量されるはずだと。
だが現実は、あまりにも冷酷だった。
鉄格子の冷たい影が壁に伸び、
その中に沈む自分の姿が、まるで別人のように見える。
「……俺が、悪いってのか?」
誰もいない空間に向けて、
自分でも聞き取れないような小さな声で呟く。
それでも、心の奥底ではもう分かっていた。
“自業自得”だということを。
それでもプライドが、最後の抵抗をしていた。
一方、ソニョンの部屋には、久しぶりに朝の光が差し込んでいた。
カーテンを開け、深呼吸をひとつ。
その顔には、長い戦いを終えた人の静かな安堵が浮かんでいる。
「ようやく……終わったのね。」
離婚届の写しがテーブルに置かれていた。
それを見つめながら、
ソニョンは小さく微笑んだ。
とびきりの喜びではない。
ただ、肩の荷が下りたような、
心がようやく“呼吸”を取り戻した感覚だった。
重く絡みついていた鎖が外れたその瞬間、
彼女の瞳には少しだけ光が戻っていた。
そのころ、ヘインは手紙を握りしめていた。
それは、刑務所の面会申請書。
「……お父さん、今どんな顔してるの?」
彼女は迷いながらも、面会に行く決意を固めた。
面会室のガラス越しに現れたサンホは、
かつての威圧感も、華やかさもなかった。
ただ、張り詰めた神経の糸のような男が、そこにいた。
「ヘイン……来たのか。」
「……お父さん。」
沈黙。
何を言えばいいのか、二人とも分からなかった。
ヘインは“赦したい”と思っていた。
でも、まだその言葉を口にする勇気はなかった。
サンホもまた、
“すまない”と伝えたかった。
けれど、喉が詰まって声にならなかった。
ただ一つ確かなのは――
二人の間に、ようやく“対話の始まり”が訪れたということだった。
愛を抱きしめたい あらすじ 118話
静まり返った法廷に、サンホの声だけが響いていた。
「……私は確かに罪を犯しました。
けれども、どうか分かってほしい。
私は恵まれない環境の中で育ち、
それでもパパ製菓のために身を削って働いてきたんです。」
彼の声は震えていた。
それが“反省”なのか、“演技”なのか――
傍聴席の誰にも判断がつかなかった。
「どうか……私の過去も考慮していただきたい。」
涙を流すでもなく、ただ淡々と語るサンホ。
その姿には哀れさと、なお拭えぬ傲慢さが同居していた。
確かに、彼の生い立ちは不遇だった。
孤児院で育ち、愛というものを知らないまま大人になった。
けれども――それでも罪は罪。
人生の重荷を言い訳にはできない。
法廷に漂う空気は冷たく、
どんな同情もすぐに凍りついてしまうようだった。
一方そのころ、
ウニとミンスはソニョンの家を訪れていた。
「これから、どうするつもりですか?」
ウニが尋ねると、ソニョンは少し笑って言った。
「……ヨーロッパに行くわ。支社の仕事を任されたの。」
「えっ、海外に?」
「うん。日本にいたら、いろんな記憶が邪魔して前に進めない気がして。」
窓の外には、春の陽射し。
その光を見つめながら、ソニョンはゆっくりと続けた。
「新しい場所で、一からやり直してみたいの。」
その言葉に、ウニとミンスは胸が熱くなる。
彼女がどれほどの痛みを乗り越えて、
この決断に至ったかを、二人はよく知っていたからだ。
ウジュの気持ちにも気づいていたソニョンだったが、
彼女はあえて振り返らなかった。
恋よりもまず、自分の心を癒やす旅に出ると決めたのだ。
そして、法廷。
判事が最後の書類を手に取り、
静かな声で言葉を紡いだ。
「被告・ナ・サンホ。
あなたのこれまでの行為には悪質な点が多く見受けられます。
しかしながら、あなたの生い立ちと、反省の意を汲み……
情状を一部考慮します。」
場内がざわめいた。
――果たして、それは“救い”なのか、“猶予”なのか。
サンホは天を仰ぎ、小さく息をついた。
まるで最後の希望にすがるように。
だが、誰も拍手はしなかった。
涙もなかった。
そこにあったのは、ただひとつ――
“終わり”の静寂。
そのころ、空港の出発ゲート。
ソニョンはウニとミンスに微笑んでいた。
「ありがとう。あなたたちのおかげで、ここまで来られたわ。」
「向こうでも元気で。」
「もちろん。」
搭乗アナウンスが流れ、
ソニョンは振り返らずに歩き出す。
もう、誰の影にも怯えない。
もう、過去に縛られない。
――人生は、何度でもやり直せる。
その言葉を胸に、彼女は新しい光の中へ消えていった。
愛を抱きしめたい あらすじ 119話
ダヒは、ついに自分の罪と向き合っていた。
拘置所の小さな窓から差し込む朝の光を見つめながら、
彼女は静かに呟く。
「……全部、私のせいだった。」
涙は出なかった。
けれど、胸の奥に重く沈む“後悔”の塊が、
彼女の心を締めつけていた。
サンホと過ごした時間。
その中で、自分は何を失い、何を壊したのか。
思い出すたびに息が詰まり、
彼の名を心の中で消し去りたくなる。
「お願い……もう、あの人のことなんて思い出したくない。」
過去を断ち切るように、ダヒは目を閉じた。
ようやく彼女の中に、“贖罪の静けさ”が訪れようとしていた。
一方そのころ、
同じ刑務所の別の区画では、サンホが苛立ちを募らせていた。
机の上には一枚の嘆願書。
それは、娘のヘインが涙ながらに書いたものだった。
――どうか、父を赦してください。
――彼にも、やり直すチャンスを。
ところがサンホは、その手紙を握りつぶすようにして怒鳴った。
「これじゃダメだ! もっと同情を誘うように書けないのか!」
面会室にいた弁護士も、思わず目を伏せた。
彼はまだ、自分が何を失ったのか理解していなかった。
「俺は被害者だ。
こんな扱い、納得できるか!」
――そう、サンホは“変われない人間”の象徴だった。
檻の中でもなお、外の世界を支配しようとしていた。
そして夜、彼はまたしても愚かな考えに取り憑かれる。
「……脱出してやる。」
どんな手を使ってでも、この屈辱から抜け出す。
そんな危うい執念だけが、彼の心を燃やしていた。
一方、ヘインの前には春の風が吹いていた。
長いトンネルを抜け、ようやく光の射す未来へと歩き出す時が来たのだ。
「ジョンフン、私ね……もう迷わない。」
彼の手を握りしめながら、ヘインは微笑む。
二人はすでに結婚式の日取りを決め、
新しい人生を一緒に歩む準備を進めていた。
その横顔には、サンホの娘としてではなく、
一人の女性としての強さと優しさが宿っていた。
そしてある日、
刑務所の面会室にナ会長の姿があった。
傍らには、アヨンとホヨン。
「お父さん……」
扉の向こう、サンホはゆっくりと顔を上げた。
子どもたちの視線に、何かを感じ取ったのか――
いつものような虚勢はなかった。
ただ、ほんの一瞬だけ、瞳の奥に“迷い”の光が揺れた。
ナ会長は静かに語りかけた。
「罪を認めるのは、弱さじゃない。
そこから立ち上がることが、本当の強さだ。」
その言葉が、
サンホの心のどこかに、かすかな波紋を残した。
それが後悔なのか、
まだわからない。
けれど――
その波紋が、彼の“最後の救い”になるかもしれなかった。
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