韓国ドラマ チュノ~推奴~ あらすじ 19話~21話 ネタバレ


韓国ドラマ チュノ~推奴~ あらすじ 19話~21話 ネタバレ
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【前回のあらすじ】
処刑台に並べられた二つの影――テハとテギル。
冷たい雨が縄を濡らし、首筋を伝う。
テハは静かに天を仰ぎ、己の大義のために死を受け入れる覚悟を固めていた。
一方のテギルは、荒く息を吐き、縄を前にして必死にもがいていた。
「こんな形で終わってたまるか!」
その叫びは、雨音を裂いて響き渡る。
その瞬間――。
官軍の列が不自然に揺れ、轟音と共に武装した一団が雪崩れ込んできた。
先頭に立つのは、官軍の鎧を身に纏ったチョン・ジホ。
鋭い視線で処刑台を一瞥すると、一気に駆け上がる。
「テギル!」
縄が切り落とされ、落下するその刹那――
それを断ったのは、なんとテハの刀だった。
刃が閃き、縄が裂ける音が耳に残る。
テギルは地面に叩きつけられ、息を止めたまま動かない。
ジホがその胸を必死に叩き、荒々しく呼吸を戻そうとする。
やがて、ひゅっと空気を吸い込む音とともに、テギルの胸が上下した。
だが、安堵も束の間――背後から飛来した一本の矢が、ジホの背中を深々と貫く。
「ジホォォォーーッ!」
血の中で崩れ落ちる友を抱き、テギルは雨空に向かって咆哮する。
その声は嗚咽と怒りが入り混じり、処刑場の喧騒を一瞬で塗りつぶした。
だが、悲嘆に暮れる暇はなかった。
背後から迫る足音。銃を構えたオッポクが、無言でテギルを狙っていた。
雨粒が銃口を叩き、指がゆっくりと引き金を絞る――。
同じ頃。
テハはヨンゴルテ率いる清の武官たちに救出され、そのまま馬に飛び乗る。
目指すは驪州。
そこには――命を懸けても守らねばならない女、オンニョンがいる。
馬蹄が泥を跳ね、冷たい風が顔を切り裂く。
テハの瞳には、もう迷いはなかった。
【チュノ~推奴~-あらすじ-19話~21話】
チュノ推奴 あらすじ 19話
テギルもまた、心の奥底に燃える想いに突き動かされ、オンニョンの故郷・驪州(ヨジュ)へと馬を走らせていた。
その先で見たのは――役人に捕らえられ、縄で縛られたオンニョンの姿。
迷いはなかった。
テギルは躊躇なく駆け込み、そこへ現れたのは意外にもテハだった。
刃が閃き、怒号が飛び交う。
敵前で視線が交わる二人の男。
互いに敵として剣を交えてきたはずの二人が、その一瞬だけ同じ目的を持った。
“オンニョンを救う”――ただそれだけのために。
力を合わせた一撃で役人たちを突破し、3人は闇の中を駆け抜ける。
息を切らせ、どうにか安全な場所に辿り着いたとき、オンニョンは荒い息のまま二人を見据えた。
「…なぜ、あなたたちが一緒に?」
困惑と警戒が入り混じる瞳が、交互に二人を見つめる。
やがてオンニョンは、長い沈黙を破って口を開いた。
自分の生まれ、そしてテギルとの過去――封じ込めてきた思い出を、震える声で語る。
テハはその告白を黙って聞いていたが、視線は次第に地面へと落ちていく。
彼女が奴婢だった事実を、ずっと隠していたこと。
その事実は、心の奥で信じてきたものを揺るがし、言葉を奪っていった。
沈黙の中、オンニョンは静かに微笑んだ。
それは哀しみと覚悟が混じった笑みだった。
「あなたの足枷にはなりたくない…だから、ここで終わりにしましょう」
その言葉を残し、背を向けて歩き出す。
引き止めたい衝動を必死に押し殺すテハ。
同じ頃――。
左議政の前に座るチョ学者は、官職という甘い毒をちらつかされていた。
同志の名を吐けという圧力に、もはや抗う力は残っていない。
「…テハはもう死んだ」
そう信じ込んだ彼は、ついにイ・ギョンシクの手に落ち、己の信念を売り渡すのだった…。
チュノ推奴 あらすじ 20話
テギルは、オンニョンの腕から王孫・石堅(ソッキョン)を奪い去り、ひた走っていた。
向かう先は、王でさえ手を出せぬ禁断の地――月岳山。
そこに何があるのか、何を求めているのか…テギルの胸中は読めない。
林を抜け、岩場を駆け抜ける。
息を切らせたテギルが足を止め、石堅をあやしていたその背後から、荒々しい足音が迫る。
追いついたのはテハとオンニョンだった。
オンニョンの瞳は怒りに燃え、テハの声は低く鋭い。
「子どもを巻き込むな!」
だが、その瞬間――
テギルの合図とともに、影のように木々の間から現れる武装集団。
無言のまま、三人を取り囲む。
鉄のように冷たい視線と鋭い刃に導かれ、彼らは人里離れた山奥へ。
辿り着いたのは“夜叉の地”と恐れられる霊峰、月岳山。
その奥深くに棲むのは、耳狩りで名を馳せた男――チャッキ。
だが、そこで待っていたのは、もっと意外な顔だった。
死んだはずの男、チェ将軍。
そして、長らく消息を絶っていたワンソン。
思わぬ再会に、テギルの瞳がわずかに揺れる。
剣を交えた過去を持つテハとも、この地で肩を並べざるを得ない状況に。
互いに探り合いながらも、わずかな信頼の芽が生まれていく。
一方その頃――。
東大門の宿に潜んでいたチョルンは、月岳山にチャッキがいるとの情報を掴み、
静かに、しかし確実に砦へと歩を進めていた…。
チュノ推奴 あらすじ 21話
月岳山の夜――。
焚き火が赤々と燃え、山賊たちの笑い声と杯の音が響き渡る。
宴の主催は耳狩りのチャッキ。
主賓は、久々に山に戻ってきたテギル。
豪快な酒と肉が振る舞われる中、テギルの視線はただ一人に注がれていた。
それは笑顔で客をもてなすオンニョン。
しかし、その隣には常にテハの姿があり、二人の間に流れる穏やかな空気が胸を締め付ける。
「……」
杯を手にしたまま、テギルの指がわずかに震える。
その視線の動きを察した仲間たちは、笑いながらもどこか居心地の悪さを覚えていた。
やがて、耐えきれなくなったテギルは、誰にも告げず席を立った。
月明かりに照らされた山の小道を歩き、夜風に当たる。
そこに現れたのはチェ将軍だった。
「また昔みたいな顔になってるぞ、テギル」
言葉少なに、テギルは胸の奥に溜め込んだ思い――
追い続けた女が別の男の隣で微笑む、その苦しみをぽつりぽつりと語るのだった。
翌朝、テハは月岳山を発つ。
目指すは水原、そして漢陽。
だが、その道中――先回りしていたテギルが待っていた。
「俺も行く。道は違っても、目的は同じだ」
短く告げ、二人は無言のまま並び歩き出す。
しかし、その頃、左議政の命を受けた官軍が向かった水原の屋敷では、
テハの旧知・ハンソムが何かを待ち構えていた…。
一方、遠く離れた場所では、オッポク率いる奴婢団が迫る決戦に備え、
銃の手入れと射撃練習に没頭していた。
笑い声も混じる訓練場――。
その中で、チョボクは一人、沈んだ表情を浮かべていた。
実は、彼女の嫁入りが決まっていたのだ。
だが、オッポクにはまだ何も告げていない。
言えば、すべてが変わってしまう――その恐れが、チョボクの唇を固く閉ざさせていた…。