韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 109話~112話 ネタバレ

2025年10月11日

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韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 109話~112話 ネタバレ!
【ネタバレ注意】『愛を抱きしめたい』最終話まで全話あらすじ・見どころを一挙公開!

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【前回のあらすじ】

豪華な会長室の中で、サンホは革張りの椅子に深く腰掛け、
窓の外を見つめていた。

――ほんの数日前まで、誰もが自分の前に頭を下げていた。
「会長、おめでとうございます」
「あなたこそパパ製菓の未来です」

そんな言葉を浴びるたびに、彼は自分が頂点に立ったと信じて疑わなかった。

だが今、その顔には一片の余裕もなかった。

机の上に投げ出された新聞の見出し。
《ナ会長の疑惑、再捜査へ》

小さな活字の奥に潜む意味を、サンホはすぐに理解した。
――検察は、標的を変えた。

次は、自分だ。

「まずい……このままじゃ捕まる。」

額の汗をぬぐいながら、
サンホは電話を握りしめた。

逃げるための資金――それさえ確保できれば、まだ助かる。
そう信じて、彼はダヒが管理していた金庫のある部屋へ向かった。

ドアを開ける。
部屋は静まり返っていた。

金庫の扉を開くと――

そこは空っぽだった。

中にあったはずの札束も、金の延べ棒も、
まるで最初から存在しなかったかのように消えていた。

「……まさか。」

息を呑むサンホ。
次の瞬間、血の気が引いた。

――ダヒ。

彼女の裏切りを悟った瞬間、サンホの拳が震えた。

「俺を……裏切ったな!」

怒りと絶望の入り混じった叫びが、
誰もいない部屋に虚しく響いた。

その頃、ミンスたちはハラウェディングの会議室に集まっていた。
机の上には事件当時の報告書、写真、録音データ――
すべての証拠が整っている。

「やはり……サンホだった。」
ミンスの声は低く、しかし確信に満ちていた。

食中毒事件の裏にあった黒幕。
ダヒを操り、ライバル企業を陥れた張本人。
その全貌が、ようやく明らかになったのだ。

会議室の空気が一気に張りつめる。

「もう見過ごすことはできない。」
「法のもとに裁きを受けさせるべきだ。」

全員の目が、ひとつの方向に向けられた。
――サンホ。

かつての仲間であり、上司でもあった男。
だが今や、正義の敵。

静寂を破るように、ミンスが立ち上がる。

「ここで決着をつけよう。」

その声には、恐れも迷いもなかった。
パパ製菓の再生――そして、真実の勝利。

その始まりの鐘が、いま鳴り響こうとしていた。

【愛を抱きしめたい-あらすじ-109話~112話】

愛を抱きしめたい あらすじ 109話

朝刊の一面に、大きな見出しが踊っていた。

《パパ製菓、新製品食中毒事件の真相――社内関係者が関与か》

記事の中には、はっきりと“サンホ”の名が記されていた。

その新聞を見た瞬間、
彼の全身から血の気が引いた。

「……ミンス……やりやがったな。」

机の上に新聞を叩きつけ、
サンホは震える声でつぶやいた。

しかし、その怒りの裏にはどうしようもない“恐怖”があった。
もはや誰も彼の言葉に耳を貸さない。
どんな弁明も、ただの言い訳にしか聞こえない。

会社でも、街でも、
人々の視線が冷たい刃のように突き刺さる。

「まさか……こんな結末になるなんて……。」

その新聞は、子供たちの目にも触れていた。

朝食のテーブル。
無言のまま紙面を見つめるホヨン。
アヨンは手を震わせながら新聞を折りたたむ。

「お父さんが……こんなことを……?」

目の前の現実を受け入れられず、
ホヨンの喉が詰まったように震えた。

信じたい。
信じたかった。

けれど、記事の中の“父の姿”は、
もうどこからどう見ても“悪人”そのものだった。

「嘘だよね……お父さん……。」

そのつぶやきは、
誰にも届かず、
朝の光にかき消された。

一方その頃、ダヒは別の意味で息を潜めていた。

だが、彼女の顔には焦りの色など一切なかった。
むしろ、口角には満足げな笑みが浮かんでいた。

「ふふ……新しいパスポートも、新しい名前も手に入ったわ。」

鏡の前で、
見慣れた自分の顔に新しい名前を重ねて微笑む。

「これで、もう誰にも捕まらない。」

まるで“生まれ変わった”ような錯覚。
しかし、その笑顔の奥にあるのは、
罪の意識を封じ込めた空虚な自尊心だった。

――過去を捨てることはできても、
罪は、心の底に残り続ける。

一方そのころ、サンホはダヒに電話をかけ続けていた。
「出ろ……出ろよ……!」

だが、応答はない。
送ったメッセージは既読にもならない。

「俺を裏切ったのか……?」

次の瞬間、
携帯を壁に叩きつける音が部屋に響いた。

その時――ファン課長が静かにドアを開ける。

「会長……ダヒの居場所が分かりました。」

その言葉に、サンホの顔に再び陰りが差す。

「どこだ……?」

課長は震える声で答えた。

「……空港です。出国の準備をしているようです。」

沈黙。

そしてサンホは、
ゆっくりと立ち上がり、ネクタイを締め直した。

「逃がすものか。」

その目には、狂気と執念が宿っていた。
同時に、彼の中で再び“悪の歯車”が回り始める――。

愛を抱きしめたい あらすじ 110話

誰も信じられない。
誰も味方はいない。

社内でも、街でも、
サンホの存在は“汚れた名前”としてささやかれていた。

それでも――彼には、まだ一人だけ頼れる存在がいた。
ダヒ。

「俺を裏切らないのは、お前だけだ。」
その一縷の希望を胸に、彼は執念のようにダヒを追い続けた。

そしてついに、
空港近くのカフェでその姿を見つける。

サングラスをかけ、髪をまとめ、まるで別人のような装い。
けれども、どんなに変装してもサンホの目はごまかせなかった。

「ダヒ!」

突然呼び止められたダヒは、
手にしていたコーヒーカップを落としそうになるほど驚いた。

「……サンホ? なんでここに……。」

声を震わせながらも、
その瞳の奥には“怒り”と“後悔”が入り混じっていた。

――せっかく新しい人生を始めようとしていたのに。
――どうして、あんたが現れるのよ。

サンホはそんな彼女の感情など無視して、
まっすぐに詰め寄った。

「金庫の金はどこだ。全部、お前が持って行ったんだろ!」

ダヒは一瞬たじろいだが、
すぐにいつもの“しらを切る笑顔”に戻る。

「何言ってるの? 金庫? そんなの知らないわよ。
私、もうあなたとは関係ないの。いい加減にして。」

冷たい声。
けれどもその余裕の裏には、確かな恐怖が隠れていた。

「ふざけるな!」

サンホの怒号が響き、
カフェの客たちが一斉にこちらを振り向く。

それでもサンホは怯まず、ダヒの腕を掴もうとした。

その瞬間――

「キャーッ!! 助けて!!」

ダヒの悲鳴が店内にこだました。

客たちがざわめき、店員が駆け寄る。
一瞬で注目の的となったサンホは、
その場に立ち尽くすしかなかった。

「……くそっ。」

舌打ちを残し、
彼は人混みの中へと消えていった。

残されたダヒは、
大きく息を吐いてから鏡越しに自分の顔を見た。

「これで、もう完全に終わりね。」
唇の端に、薄く笑みを浮かべながら。

そのころ、パパ製菓では空気が一変していた。

新会長代理となったミンスが見せた冷静な判断力と
的確な指示に、社員たちは次第に信頼を寄せていた。

「彼なら、会社を立て直せる。」

ファン課長はそう言って深くうなずく。
だがミンス本人は、成功に酔うことなく、
静かに自分の机を整理していた。

「まだ終わっていません。彼(サンホ)を、放っておくわけにはいかない。」

その瞳には、
真のリーダーとしての覚悟が宿っていた。

そして街の一角――。

ホヨンは学校の帰り道、
人混みの中にふと見覚えのある背中を見つける。

「……お父さん?」

彼は思わず駆け出した。

信じたい。
もう一度だけ、話したい。

だが、その背中が振り返ることはなかった――。

愛を抱きしめたい あらすじ 111話

ヘインは、静かな夜のキャンパスでひとり空を見上げていた。
冷たい風が頬を撫でる。けれど、その瞳は強く光っていた。

――このままでは終われない。
――自分の道は、自分で切り開く。

そう心に決めたヘインは、翌朝すぐに海外留学の手続きを始めた。
机の上には、イギリスの大学から届いた編入許可書。

指先でその紙をなぞりながら、彼女は静かに微笑む。
「絶対に、夢を叶えてみせる。」

その言葉には、少女の決意ではなく、
一人の“女性”としての覚悟が宿っていた。

一方その頃、ジョンフンの心も揺れていた。

彼はいつの間にか、
ヘインを“守りたい存在”ではなく“共に歩みたい存在”として見つめていた。

そしてある日、思い切って彼女に言う。

「僕も、君と一緒にイギリスへ行きたい。」

突然の言葉に、ヘインは目を丸くした。

「え……? ほんとに?」

ジョンフンは真剣な表情でうなずき、
そのまま彼女の手を取る。

「ヘイン、僕と結婚してほしい。」

一瞬、時間が止まったように静まり返る。

けれど次の瞬間、
ヘインの頬にゆっくりと笑みが広がった。

驚きと、そして温かな喜び。

「……ありがとう、ジョンフン。」

声は小さかったが、
その言葉には確かな“愛の芽生え”があった。

あとは、ミンスの許しを得るだけ。
それが二人の新しい人生の扉を開く最後の鍵となる。

一方、かつて権力と野望の頂点に立っていたサンホは――
今や、街の片隅で身を潜める“影”となっていた。

伸び放題の髪、汚れたコート、誰も目を合わせようとしない姿。
かつての威厳も、冷酷な自信も、もうどこにもなかった。

捨てられた雑誌の裏面で、
自分の顔写真が「指名手配」の文字と並んでいるのを見つける。

「……クソッ……俺が……俺が何をしたっていうんだ……。」

呟きながら、壁にもたれて座り込む。
誰も答えない。

ただ冷たい風だけが、彼の頬をなでて通り過ぎていった。

それでも、サンホの中で燻っていた“執念”は消えなかった。
彼はある筋から情報を引き出し、
ついにダヒがどこかで生き延びていることを知る。

「ダヒ……逃がすものか。」

疲れきった瞳に、再び狂気の火が宿る。

壊れた携帯を握りしめ、
彼は再び“過去”へと足を踏み入れようとしていた――。

愛を抱きしめたい あらすじ 112話

夜の路地裏。
雨が降り始め、街灯が濡れたアスファルトにぼんやりと反射していた。

その薄暗がりの中で、サンホとダヒは息を荒げながら、
一つのスーツケースを奪い合っていた。

「離せ! それは俺の金だ!」
「ふざけないで! 一緒に見つけたのは私よ!」

泥にまみれ、髪を乱しながら、
二人はまるで幼い子供のように見苦しく言い争う。

誰のために、何のために、ここまで堕ちたのか――
もう、本人たちにもわからなくなっていた。

「お前が手を引け! 今すぐだ!」
「いやよ! 私の苦労を無駄にする気!?」

もつれ合い、転び、互いの手がスーツケースを離さない。
次の瞬間、
ダヒの悲鳴とともに車のクラクションが鳴り響いた。

――ドンッ。

鈍い音が夜気を裂く。

ダヒの身体がゆっくりと道路に倒れ込む。
スーツケースの取っ手を、まだ離していなかった。

「……ダヒ……?」

サンホは呆然と立ち尽くす。
目の前の現実を理解できないまま、
彼はようやくスーツケースを奪い上げた。

だが、その金を抱きしめた瞬間、
背後から複数のライトが彼を照らす。

「キム・サンホ、あなたを逮捕します。」

警察の声。
一瞬で、逃げ場のない光に囲まれる。

サンホは金の入った鞄を握りしめたまま、
信じられないという顔で呟いた。

「……俺が……俺が何をしたっていうんだ……。」

天国から地獄へ――。
まさにその瞬間だった。

一方そのころ、ホヨンは鏡の前に立っていた。
制服の襟を正し、真っ直ぐ前を見つめる。

兵役の通知が届いてから、
少年のあどけなさはすっかり消えていた。

「行ってきます、母さん。」

短い言葉。けれどそこには決意があった。
彼はもう“守られる側”ではなく、“守る側”へと変わろうとしていた。

翌日、ニュース速報が流れる。

「パパ製菓 元副会長 キム・サンホ、収賄・背任・詐欺容疑で逮捕」

その映像を見つめるソニョンの手が止まった。
画面には、手錠をかけられたサンホの姿。
髪は乱れ、瞳には疲れ切った影。

「……サンホが……捕まった?」

ソニョンは息を呑む。

驚き、そして――
心のどこかで、微かに“安堵”のようなものが広がっていった。

「ようやく……終わったのね。」

その呟きは涙に混じり、静かに消えていった。

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