韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 101話~104話 ネタバレ

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【ネタバレ注意】『愛を抱きしめたい』最終話まで全話あらすじ・見どころを一挙公開!
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【前回のあらすじ】
サンホとソニョン――。
長い間、家族の形を保ってきた二人が、ついに別居することになった。
その知らせを聞いた瞬間、アヨンとホヨンは顔を見合わせ、
しばらく言葉を失っていた。
「……別々に暮らすって、ほんとなの?」
ソニョンは頷いた。
「少しの間だけよ。お互いに冷静になるために。」
声は穏やかだったが、その奥には決意が滲んでいた。
出ていくのは、サンホのほうだった。
リビングの床にスーツケースを広げ、
無言のまま荷物を詰めていくその姿を、
アヨンとホヨンはドアの隙間からじっと見つめていた。
「パパ……どこに行くの?」
小さな声に、サンホは一瞬だけ手を止めた。
けれども振り返ることはしなかった。
「すぐ戻るさ。ちょっと仕事が忙しくなっただけだ。」
その声は震えていた。
彼自身、家を出ることが“敗北”のように感じられていたのだ。
すべてを失っても、プライドだけは守りたかった。
――けれど、それももう意味をなさなかった。
玄関のドアが閉まる音。
それは、この家から父親の温もりが消える音だった。
アヨンは無言で涙をこぼし、ホヨンは拳を握りしめた。
「パパのこと、好きだったのに……どうしてこんなことに。」
二人の胸には、愛と失望が入り混じっていた。
父を憎みきれず、それでも許せない――
そんな複雑な感情が、静かに渦を巻いていた。
一方で、ソニョンは深く息をついた。
リビングに残された空気が、妙に軽く、そして寒かった。
“これでよかったのよ”と自分に言い聞かせながらも、
胸の奥には、消せない痛みが残っていた。
彼女はカーテンの隙間から外を見た。
夕暮れの道を歩いていくサンホの背中――
どこか、かつて愛した夫の面影がまだそこにあった。
「さよなら、サンホ。」
小さく呟いた声は、誰にも届かない。
その頃、ミンスは社内で一人、資料を見つめていた。
パパ製菓の将来、経営の不安、そしてナ会長の不在。
そこへウニが静かに入ってくる。
「ミンスさん……実は、会長を病院で見かけたの。」
その言葉に、ミンスの手が止まった。
「……まさか、入院しているのか?」
ウニは小さく頷いた。
「誰にも知らせずに、ひとりで。」
その瞬間、ミンスの胸に嫌な予感が走る。
社の混乱、幹部の動揺、そしてサンホの暗躍――。
それらが一本の糸で繋がり始めた気がした。
「もう時間がないかもしれない……。」
窓の外を見つめるミンスの表情は、
未来の重さを背負った男のものになっていた。
【愛を抱きしめたい-あらすじ-101話~104話】
愛を抱きしめたい あらすじ 101話
ナ会長が静かに病室のベッドに横たわってから、
パパ製菓には嵐のような混乱が訪れていた。
――新製品の極秘データが外部に漏れた。
社内に衝撃が走った。
開発チームの誰もが顔を見合わせ、空気が一瞬にして凍りつく。
幹部たちはすぐに緊急会議を招集。
その場にはミンスの姿もあった。
「内部犯行の可能性が高い。」
冷静に告げる声の主はミンスだった。
「このまま社内で揉み消そうとすれば、もっと大きな傷になる。
――警察に通報しましょう。」
その言葉に、会議室の空気が一変する。
「警察だと? 正気か!」
怒鳴り声を上げたのはサンホだった。
眉間に深い皺を刻み、机を拳で叩く。
「そんなことをしたら、会社の信用が地に落ちるぞ!」
しかし、ミンスは怯まない。
「信用を守るために嘘をつくのは、もっと恥ずかしいことです。」
その一言に、会議室の視線が二人に集中した。
火花が散るような沈黙――。
サンホは鼻で笑い、ゆっくりと椅子に背を預けた。
「犯人は……パク社長だ。俺はそう見ている。」
あまりに唐突な指摘に、場がざわめく。
だが、その声には確信よりも“逃避”の色があった。
ミンスはその目をじっと見据え、心の中で確信した。
――やはり、犯人はあなたですね。
その頃、別の場所では新たな動きがあった。
長らく行方をくらませていたチュンボクが、
ついに警察に確保されたのだ。
「ようやく捕まったか……。」
ミンスはその報せを受け取り、深く息をつく。
チュンボクが口を開けば、サンホの隠された罪が白日の下に晒される。
まさに、事態は最終局面へと動き始めていた。
一方その頃――。
放課後、ホヨンは友人と別れ、
商店街を抜けて家へ帰る途中だった。
ふと前方に、見慣れた背中を見つける。
「……パパ?」
思わず足を止めた。
その隣には、笑顔のダヒ。
ふたりは仲良く手を取り合い、買い物袋を抱えて歩いていた。
夕暮れの光が二人の横顔を照らす。
まるで恋人のように――。
ホヨンの胸に、冷たいものが流れ込む。
「うそだ……。」
唇が震え、目の奥が熱くなる。
父への愛情が、一瞬で裏切りへと変わった。
――信じたかった。
でも、もう無理だった。
彼はその場から走り去る。
背後では、サンホの笑い声が微かに聞こえていた。
愛を抱きしめたい あらすじ 102話
ナ会長が病に倒れ、病室の灯が静かにともりはじめた頃――
パパ製菓では、別の灯が妖しく揺らめいていた。
その火を灯したのは、サンホ。
かつて会社を潰そうと企んでいた男が、今度はその頂点を狙いはじめたのだ。
「破壊ではなく、支配の時代だ。」
サンホは低く笑った。
その声には、どこか凍てつくような野心があった。
彼は動き出した。
密かに幹部を呼び出し、酒席を設け、甘い言葉を耳元に囁く。
「ナ会長の時代は終わった。これからは、実行力のあるリーダーが必要だ。」
わずか数日のうちに、社内の空気は一変していく。
賛同の声が広がり、反対派の沈黙が増えていった。
サンホの政治力――それは毒のように、確実に広がっていった。
一方、ミンスは焦燥の中にいた。
資料を握りしめても、言葉が出てこない。
社員たちの視線の冷たさに、胸の奥がざらついた。
「……どうして、こんなに早く流れが変わってしまうんだ。」
彼は悩んでばかりいた。
父・ナ会長のことも頭を離れない。
病室で弱々しく微笑む父の姿が、何度も脳裏によみがえった。
「父さん……僕は、どうすれば。」
その問いに、ナ会長は静かに答えた。
「ミンス。結果に囚われるな。勝っても負けても、お前の誠意はきっと残る。
時の運というものがある。だが、誇りだけは失うな。」
その言葉が、ミンスの胸を貫いた。
そして、久しぶりに彼の瞳に光が戻った。
そして迎えた――株主総会の日。
会場の空気は張り詰め、記者のフラッシュが閃く。
壇上に並ぶ候補者たち。
ミンスの隣に立つサンホは、いつになく穏やかな笑みを浮かべていた。
投票が始まり、静寂が流れる。
一枚、また一枚と票が読み上げられていく。
途中で結果は見えていた。
――サンホの圧勝。
「パパ製菓の新しい会長として……サンホ氏が選出されました。」
会場がざわめき、拍手がまばらに響く。
ミンスはまっすぐ前を見たまま動かなかった。
ソニョンは唇を噛みしめ、目を伏せる。
壇上に立つサンホの背中は、まるで勝利の影そのものだった。
だが、その笑みの奥には――
破滅の種が、確かに芽を出していた。
愛を抱きしめたい あらすじ 103話
サンホが株主総会で新会長に選ばれた日。
パパ製菓の空気は、一夜にして変わった。
それは、新しい風ではなく――支配の風だった。
「ミンス、君はもう私の下だ。立場をわきまえたまえ。」
その声には、かつての同僚への敬意のかけらもなかった。
サンホは会議室の中央に座り、まるで王座にでもいるかのように
足を組んで笑っていた。
彼の瞳には、勝者の慢心と、権力の毒が宿っていた。
一方のミンスは、沈黙の中で拳を握りしめていた。
喉の奥が熱くなり、悔しさが胸に突き刺さる。
「父さん……僕は負けてしまった。」
涙が頬を伝った。
けれども、その涙はただの敗北ではなかった。
――悔しさが、意志に変わる瞬間。
ナ会長が病床で言った言葉が、心の奥で響く。
「落ち込むな。真の勝利は、正しい心を持つ者のもとに訪れる。」
ミンスは静かに目を閉じ、深く息を吸い込んだ。
「ここからだ……俺は、ここから立ち上がる。」
しかしその頃、サンホは勝利の酔いに溺れていた。
すべてが自分の思い通りに動くと信じて疑わなかった。
「ようやく俺の時代が来た。ナ会長もミンスも、もう過去の人間だ。」
その笑みは、傲慢と狂気の入り混じったものだった。
ソニョンの前でも、彼はついに本性をむき出しにする。
「離婚しても構わん。ただし、お前は会社を去れ。
ナ会長の娘がパパ製菓に残るなど、ありえん。」
ソニョンは一瞬、息をのんだ。
そして、まっすぐにサンホを見返す。
「あなた……それが本気で言っているの?」
「もちろんだ。」
冷たい声が返ってくる。
だが、その瞬間――ソニョンの中で何かが静かに切れた。
「いいえ。私は出ていかない。
パパ製菓は父が築いた会社。
私がここを守るの。それが、家族の誇りだから。」
彼女の声は低く、しかし強く響いた。
その姿は、絶望の中でなお凛と立つ女性そのものだった。
サンホは一瞬、表情を歪めた。
だが次の瞬間、薄く笑った。
「ならば勝手にするがいい。
ただし覚えておけ――この会社では、私が“神”だ。」
そう言い残し、彼は部屋を出て行った。
重く閉まる扉の音が、戦いの始まりを告げていた。
愛を抱きしめたい あらすじ 104話
夜、静まり返ったリビング。
ホヨンはソファの上に投げ出された一着の上着をじっと見つめていた。
――父のサンホが、家を出て行った日のまま。
手を伸ばせば、まだかすかに父の匂いが残っている。
胸の奥がちくりと痛んだ。
「……昔は、ちゃんと笑ってたのにな。」
頭に浮かぶのは、ほんのわずかな楽しい思い出。
キャッチボールをした午後。
誕生日に買ってくれた小さなケーキ。
数えるほどしかないのに、
それが今は宝物のように思える。
「やっぱり、家族は一緒じゃなきゃダメだよ……。」
声には出さなかったが、
その瞳には“父への恋しさ”があふれていた。
その頃、サンホは――
まるで別の世界に生きていた。
高層ビルの最上階。
大理石の床を響かせながら、
スーツの襟を整え、鏡の前でほほ笑む。
「これが……成功者の顔だ。」
ナ会長が去り、ミンスが沈黙した今、
誰も彼に逆らう者はいなかった。
命令ひとつで社員の運命を左右する権力。
その快感が、サンホの心を完全に支配していた。
もう、家族のことなど頭の片隅にもない。
権力こそがすべて――
そんな錯覚が、彼をゆっくりと壊していった。
一方、ソニョンとミンスは深い不安に包まれていた。
「このままでは、パパ製菓が崩れるわ。」
「父さんの名を、泥で汚すようなことはさせない。」
二人は祈るような思いで耐えていたが、
事態は最悪の方向へと進んでいく。
――検察が、ついに動いたのだ。
ナ会長のもとへ押し寄せる記者たち。
カメラのフラッシュが容赦なく光り、
会長は黙って手錠をかけられ、車へと乗せられていった。
その光景を見た社員たちは息を呑み、
会社の未来が音を立てて崩れていくのを感じた。
その頃、サンホは高級ラウンジでグラスを傾けていた。
向かいには笑顔を振りまく若い女性たち。
「いやぁ、私、今“会長”なんですよ。」
得意げに語るサンホの姿を、
少し離れた席から冷ややかに見つめる男がいた。
――イ代理。
彼はその様子を黙ってスマートフォンに収める。
「会長……ずいぶん楽しそうですね。」
そのつぶやきには、皮肉と冷笑が混ざっていた。
そしてこの一枚の写真が、
後にサンホをさらに追い詰める“地雷”となることを
このとき誰も知らなかった――。
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