韓国ドラマ チュノ~推奴~ あらすじ 4話~6話 ネタバレ


韓国ドラマ『チュノ~推奴~』は、視聴率41.9%を記録した圧巻の時代劇。
苛烈な奴隷制度の中、追う者と追われる者の壮絶な運命が交錯する物語です。
この記事では、第4話~第6話のあらすじをネタバレありで詳しく解説。
さらに、物語を深く楽しむためのキャスト情報や相関図も紹介します。
貴族から奴隷狩りの推奴師となったテギル、
武将から奴婢に転落したテハ、
そして二人の間で揺れるオンニョン――
彼らを待ち受けるのは愛か、それとも破滅か。
最終回まで見逃せない展開を、今すぐチェックしてみましょう。
【前回のあらすじ】
葦原に吹きすさぶ風が、二人の息遣いをかき消す。
追う者――テギル。
追われる者――テハ。
鋼の視線が交錯した瞬間、刃と刃が激しく火花を散らす。
泥を蹴り、矢継ぎ早に繰り出される攻撃。
互いに一歩も引かぬ死闘の最中――
突如、鋭い風切り音が戦場を切り裂いた。
テギルの肩先をかすめる矢。
放ったのは、かつて兄貴分と慕った男、チョン・ジホだった。
だが、その矢はテハを狙ったものではない。
ジホの本当の標的は、邪魔者となったテギル。
“テハを狙う”と見せかけ、裏ではテギル抹殺を企んでいたのだ。
混乱の中、テハは矢傷を負いながらも必死に逃げ延びる。
たどり着いたのは、忠誠を誓った昭顕世子の墓。
そこで深く頭を垂れ、命を賭してでも
主君の遺志を守ることを改めて誓うのだった。
【チュノ~推奴~-あらすじ-4話~6話】
チュノ推奴 あらすじ 4話
オッポク率いる奴婢の秘密組織――
その銃弾が、テギルの胸をかすめた。
しかし、彼は咄嗟の機転で軽傷を装い、息を潜める。
一方、狙撃犯を取り逃がしたチェ将軍は顔を曇らせた。
「…これはテハの脱走と無関係ではない」
二つの事件が結びつく危険な予感に、事態は一気に緊迫していく。
やがて、正式にテハ逮捕の依頼がテギルの手に届く。
朝廷の権力者・左議政が提示したのは、破格の報奨金。
テギルは迷うことなく頷いた――獲物は、ついに彼の標的となったのだ。
その頃、テハは瀕死の重傷を負いながらもオンニョンを救い出す。
だが、ついに力尽き、冷たい土の上に崩れ落ちた。
オンニョンは必死に彼を背負い、山中の小さな寺へと運び込む。
夜通し続く看病。
やがて熱が下がり、テハは再び歩けるまでに回復する。
しかし、安堵は一瞬だった。
山を下りた先で、オンニョンを探す男たちの姿を目撃してしまう。
――彼女もまた、追われる身だったのだ。
寺に舞い戻ると、案の定、オンニョンは連れ去られそうになっていた。
次の瞬間、テハの刃が閃き、男たちを蹴散らす。
こうして二人は、後戻りできない逃避行の道へと足を踏み入れた――。
チュノ推奴 あらすじ 5話
小舟を必死に漕ぎ、荒波を切り裂きながら逃亡を続けるテハとオンニョン。
しかし――背後から迫るのは、容赦なき追跡者テギル一行。
矢が風を裂き、二人のすぐ脇をかすめる!
命を賭けた水上の攻防は、紙一重でテハたちの勝利に終わり、なんとか追跡を振り切った。
だが、安堵の影でオンニョンの胸には疑念が渦巻く。
「テギルは一体、誰を追っているの…? そしてテハは、なぜ逃げ続けているの?」
答えを知るすべもなく、二人は野宿を重ね、広大な草原をただひたすら進む。
やがて、ほっと息をついたその先――辿り着いた宿の前で、再び運命が牙を剥く。
テギル一行が目前まで迫っていたのだ。
テハは咄嗟に偽の足跡や痕跡を残し、追跡者をかく乱。
だが、さすがは百戦錬磨の推奴師――テギルはその罠を見破る。
それでもテハは、あえて見破られることを承知で“もう一つの仕掛け”を張り巡らせる。
読み合いと駆け引き、息もつかせぬ逃走劇が繰り広げられる。
その頃、遠く離れた済州島――そこは疫病が蔓延し、死と絶望が支配する地獄のような島。
そして、その劣悪な地に幽閉されているのは、王の血を引く王孫だった…。
チュノ推奴 あらすじ 6話
テハの巧みな兵術は、まさに戦場で磨かれた知略そのものだった。
追い詰めたはずのテギルたちは、ほんの一歩届かず――無念の取り逃がし。
その逃げ方、身のこなし、戦術の冴え…。
「ただの奴婢じゃねぇ」
テギルの直感が告げていた。
やがて官報を開いた彼は、その正体を知る。
かつて兵曹判書として軍事を司った男。
そして、政権を狙うイ・ギョンシクが、邪魔な左議政と共に罠を仕掛け、
テハを失脚へと追い込んだという過去――。
一方、オンニョンの胸中は嵐だった。
なぜ推奴師が自分たちを追うのか?
テハは一体何者なのか?
それでも彼女は、答えを聞けぬまま次の目的地まで同行することを選ぶ。
追手をかわし、二人が辿り着いたのは忠州。
師のもとを目指す途中、身を潜めたのは、古びた納屋。
そこで交わされたのは、束の間の自己紹介。
オンニョンは「ヘオン」と名を偽り、テハは少しずつ自らの過去を語り出す。
狭い空間で、二人の距離はわずかに近づいていく――。
だが、その安らぎも束の間。
追手が推奴師だと知ったオンニョンは、別れを告げる。
そして、間もなく役人に捕らえられるが、女刺客ユンジの介入で命拾いをする。
その頃、テハのかつての同僚チョルンは、左議政の指示を受け入れ、
忠州のイム・ヨンホ邸へ向かっていた。
そこに集ったのは、チョルン、テハ、そしてテギル――。
火花が散る三つ巴の激闘が始まる!
剣戟の音が響く中、遠くから笛の音色が静かに忍び寄る…。
それは、嵐の前の静けさなのか、それとも新たな運命の合図なのか――。