韓国ドラマ ソロモンの偽証 あらすじ 9話～12話(最終回) ネタバレ
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【前回のあらすじ】
召喚されたのは、ソウの同級生で陸上部のエース、イ・ジフン。
彼は当初から何も知らないと否定してきたが、証拠写真が突き付けられる。
それは、事件当日の夜、学校近くでソウとジフンが並んで歩いている姿を写したものだった。
観念したジフンは重い口を開く。
彼によれば、ソウはその夜、何者かに呼び出され、取引のために来たという。
だが現場に着くと、そこには呼び出した相手はおらず、代わりに恐ろしい形相の男たちが待っていた。
ジフンは怖くなって逃げ出し、その後のことは見ていないと語る。
しかし、ジフンの証言には曖昧な部分が多く、弁護側は「恐怖で作られた記憶だ」として信ぴょう性を否定。
会場は再び混乱する。
さらにジフンは、証言の最後に意味深な言葉を残す。
「ソウは、自分が死んでも誰も悲しまないって言ってた…」――
その一言は、傍聴していた全員の胸に重くのしかかる。
ソヨンは、この言葉こそがソウの孤独の象徴だと感じ、何としても真実を明らかにしようと決意を新たにする。
【ソロモンの偽証-主要キャスト-登場人物】
◆キム・ヒョンス (コ・ソヨン役) / 校内裁判の検事
優等生で学級委員長を務めるほど信頼は厚い.
芯が強く曲がったことが嫌い.
◆チャン・ドンユン (ハン・ジフン役) / 校内裁判の弁護人
校内裁判ではソヨンと対立.
胸に何かを隠し持つ.
◆ソ・ジフン (ペ・ジュニョン役) / 校内裁判の弁護人補助
ソヨンの補佐をし彼女に片想い中.
◆ソ・ヨンジュ (イ・ソウ役) / 校内裁判の原告
不良のウヒョクと喧嘩して以来不登校になった.
そして学校で雪に埋もれ死んでいるのが発見された.
【ソロモンの偽証-あらすじ-9話～12話(最終回)】
第9話：明かされる動機
ジフンの証言をきっかけに、ソヨンたちはソウの交友関係を徹底的に洗い直す。
そこで浮かび上がったのは、ソウが密かに抱えていた“借金”の存在だった。
金額は生徒が返せる額ではなく、背後には不動産業者と繋がる闇金の影が見え隠れする。
さらに調査を進めるうちに、ソウが金を借りた理由が判明。
それは、自分の母親を救うためだった。
母親は重い病を患っており、高額な手術費が必要だったのだ。
ソウはそのために無理な借金を背負い、返済に追われていた。
そして事件当日、返済が滞ったことで業者に脅され、「花壇の下に埋められるぞ」と言われていたことも明らかになる。
この事実を聞いた生徒たちは衝撃を受け、「ソウは自殺ではなく殺された」という見方が一気に強まる。
一方、弁護側は「脅された証拠はない」と最後まで反論。
しかし傍聴席の空気は明らかに変わっていた。
ソヨンは法廷でこう言い放つ。
「私たちは、大人が隠そうとした真実をここまで引きずり出した。あとは、これを闇に戻すのか、それとも光にさらすのか…それを決めるのは、ここにいる全員です」――
次回、校内裁判はついに最終弁論へ。
第10話：告白の瞬間
校内裁判はついに最終弁論を迎える。
ソヨンはこれまでの証拠と証言を時系列で整理し、ソウが死に至った経緯を改めて説明する。
彼女は「ソウは自殺ではなく、借金の返済を巡る脅迫の末に命を奪われた」と断言。
その瞬間、傍聴席からため息とざわめきが起きる。
一方、弁護側のヒョンスは冷静に反論。
「確かに借金や脅迫の話は出た。しかし、それらはすべて状況証拠であり、殺人の直接的証拠は存在しない」と切り返す。
緊張が走る中、突然、傍聴席から一人の教師が立ち上がる。
それはソウの担任教師だった。
彼は震える声で、「あの日、私が彼を呼び出した」と衝撃の事実を告白する。
理由は、不動産業者との癒着を隠すためにソウを説得しようとしたが、逆に責められ口論になったという。
教師は「彼を突き飛ばしてしまい、花壇に頭を打った」と涙ながらに語る。
会場は騒然となり、これまで推測だった話が一気に現実味を帯びる。
ソヨンは動揺しつつも、「これが真実なら、私たちは彼の死を無駄にしない」と誓う。
第11話：大人たちの罪
担任教師の告白を受け、校内裁判は思わぬ展開を見せる。
教師はすぐに警察に連行され、正式な司法手続きへと移行。
しかし、そこで明らかになったのは、彼一人の過ちではなかった。
背後には学校理事長、不動産業者、そして地元の有力者が絡んだ利権構造が存在していた。
ソウはその構造の一端を偶然知ってしまい、口を封じられたのだ。
ソヨンたちは怒りを抑えきれず、「大人が間違えた時、正すのは私たちの責任だ」と再び団結する。
ニュースは瞬く間に全国へ広がり、マスコミや市民が学校前に押し寄せる事態に。
校内は混乱し、理事長は辞任を発表。
だがソヨンは、「これで終わりじゃない。ソウの名誉回復と、もう二度とこんなことが起きない仕組みを作る」と宣言する。
仲間たちは彼女の熱意に賛同し、裁判は最後の判決文読み上げへ向けて動き出す。
第12話（最終回）：真実の行方
最終日、ソヨンは法廷で静かに立ち上がる。
「私たちは、彼の死をただの事故として終わらせることもできました。でも、それを選ばなかった。なぜなら、彼は私たちの友達だったからです」。
会場は静まり返り、彼女の声だけが響く。
判決は――「被告・担任教師は過失致死を認め、懲役刑を科す。学校関係者には厳重注意と再発防止策の義務」。
法律的には軽い判決かもしれないが、生徒たちにとっては真実を世に示した大きな勝利だった。
裁判後、ソヨンたちは花壇の前で集まり、ソウのために手作りのプレートを設置。
「ここに眠るのは、私たちの友達。真実を求めた勇気を忘れない」。
涙を流しながらも、全員の顔には達成感があった。
その夜、ソヨンは日記にこう記す――「大人は間違える。でも、私たちだって間違える。でも、間違えたら正せばいい。ソウが教えてくれたのは、それだけ」。
物語は、彼らの未来への一歩を感じさせながら幕を閉じる。
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