韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 33話～36話 ネタバレ
韓国ドラマ 愛を抱きしめたい あらすじ 33話～36話 ネタバレ！
【ネタバレ注意】『愛を抱きしめたい』最終話まで全話あらすじ・見どころを一挙公開！
BS11で日本放送予定！キャスト・相関図も完全網羅
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【前回のあらすじ】
サンホは、ウニとミンスの仲を裂くために、また新たな策略を仕掛けた。
それは――自分が見限ったはずのダヒを利用することだった。
彼は冷ややかな口調で言う。
「ダヒ、お前にはまだやることがある。ミンスを…ウニから引き離せ。」
まるで感情を持たない機械のような声。
だがその裏には、自分の過去を守りたいという焦燥が潜んでいた。
ウニとミンスがもし本当に結ばれたら——。
封じてきた“秘密”が再び暴かれる。
それだけは絶対に避けなければならなかった。
しかし、利用されるだけの女ではいられない。
ダヒはサンホの言葉に憤り、堪えきれずに彼の頬を叩いた。
「ふざけないで！あんたなんか最低よ！」
その瞬間、静まり返る空気の中で、彼女の怒声だけが響いた。
皮肉なことに、そんな男を愛していた自分こそ、誰よりも哀れだった。
だが、ダヒはまだ気づいていない。
その怒りと執着が、さらに彼女自身を苦しめていくことを——。
一方その頃、ウニのショップでは小さな歓迎会が開かれていた。
ミンスとウニが笑顔で並ぶ姿を見たダヒの胸の中に、再び黒い炎が灯る。
「なんであんなに幸せそうなのよ…」
笑う二人を見つめるダヒの瞳は、嫉妬と絶望に濁っていた。
だが、サンホの命令に従うこともできない。
ミンスに近づけば近づくほど、自分が空しくなるだけ。
愛と憎しみの板挟みに苦しむダヒの心は、徐々に壊れていった。
その頃、ギョンエの帰国を迎えたソニョンは、ミンスの番号が書かれたメモを手にしていた。
“これが、これからすべてを変える鍵になるかもしれない”
そんな予感を抱きながら、彼女はゆっくりとその番号を見つめるのだった。
一方、ウニとミンスの恋も順風満帆とはいかない。
過去の秘密、周囲の思惑、そしてまだ知らない運命の糸——。
二人の前に、再び大きな試練が立ちはだかろうとしていた。
【愛を抱きしめたい-あらすじ-33話～36話】
愛を抱きしめたい あらすじ 33話
サンホの焦りは、もはや理性の域を越えていた。
ウニとミンスが結婚すれば——長年隠してきた「ある真実」が、白日の下に晒される。
それだけは絶対に避けなければならない。
彼はついに、ソニョンを利用するという卑劣な手段に出た。
「ミンスをダヒとくっつけるんだ。ウニには“娘がいる”と伝えろ。」
冷たい指示の裏には、恐怖と執着が渦巻いていた。
娘——それは、ヘインのことだった。
一方その頃、ヘインは確信を得ていた。
自分の父は、サンホだ。
その証拠を手に、彼女はついに父の元を訪ねる。
震える手で取り出したのは、DNA鑑定書。
「これを見てください。あなたが、私のお父さんです。」
その声は涙でかすれていたが、真実を求める強い意志に満ちていた。
だが、サンホは冷笑を浮かべる。
「……留学費用を出してやる。部屋も用意してやる。その代わり——二度と俺の前に現れるな。」
あまりにも残酷な取引。
娘としての存在を否定され、金で遠ざけられる。
ヘインの胸に刺さったその言葉は、時間が経っても抜けなかった。
その頃、偶然サンホとヘインが一緒にいるところを見たダヒは、
“何かに気づいたような顔”を見せる。
しかし、彼女の中で生まれたのは嫉妬か、それとも新たな陰謀か——誰にも分からない。
ヘインはサンホの態度に深く傷つき、
「どうして……どうして、私を娘だと認めてくれないの？」
心の底からそう呟く。
ウニはその知らせを聞き、母として胸を締めつけられる。
そして、ミンスとの幸せを目前にしながら、
またもや“過去の影”に心を乱されていくのだった。
——愛と秘密、そして血の絆。
それぞれの想いが交錯する中で、誰もがもう後戻りできない運命の渦に呑み込まれていった。
愛を抱きしめたい あらすじ 34話
サンホの中で募り続けていた焦りは、ついに怒りへと変わった。
そしてその怒りの矛先は、何の罪もないヘインへと向けられてしまう。
「どうして俺の前に現れた！」
サンホの叫びとともに、乾いた音が響く。
頬を打たれたヘインは痛みに耐えながらも、
なぜそこまで拒まれるのか理解できず、ただ涙を流すしかなかった。
その光景を目の当たりにしたミンスの表情が凍りつく。
彼はサンホの腕をつかみ、強い口調で言い放った。
「やめてください！彼女はウニさんの娘なんですよ。若い女性に、こんな仕打ちは間違ってます！」
けれどもその訴えは、サンホの冷たい心に届かない。
彼の関心はただひとつ。
——ウニとミンスを引き裂くこと。
それ以外のすべては、どうでもよかった。
一方その頃、ダヒはソニョンに奇妙な話をしていた。
「サンホがヘインに冷たくしてるのって、わざとじゃない？」
その言葉にソニョンは眉をひそめる。
なぜそんなことを？ 何を隠しているの？
サンホの本心を読み取ろうとするほど、霧は深くなっていく。
しかし、ソニョンの頭の中には別の思惑もあった。
それは——ギョンエとミンスを結びつけたい、という願い。
まるで何かから目をそらすように、彼女は新たな“縁”を作ろうとしていた。
そんな中、ウニは完成したウェディングドレスを抱え、
本社を訪れる。
その場所で、偶然にもギョンエと対面するのだった。
静寂を切り裂くように、視線が交差する。
それはまるで、運命が二人を引き合わせたかのように——。
この出会いが、ウニとミンス、そしてサンホたちの
運命をさらに大きく動かしていくことになるのだった。
愛を抱きしめたい あらすじ 35話
ジャン課長の死は、パパ製菓の中に重く沈黙を落とした。
誠実で温厚な人柄だった彼の突然の死に、誰もが言葉を失っていた。
その中で、ヘインは静かに遺族のもとを訪れ、深く頭を下げて弔意を伝える。
すると、ジャン課長の家族が彼女を呼び止め、一冊の古びたノートを差し出した。
それは、彼が最後まで手放さなかった——日記だった。
「どうして…私に？」
不思議そうに尋ねるヘインに、遺族は穏やかに答える。
「課長はあなたのことを信頼していました。真実を見抜く力があると…。」
その瞬間、ヘインは悟る。
——この日記は、ただの思い出帳ではない。
“ある真実”を託された証なのだと。
ページをめくると、日記の行間から滲み出るのは、焦りと恐怖。
そして“ある人物”への不信。
そこには具体的な名前こそなかったが、文中の記述は、サンホを指していた。
彼女の胸に、冷たい戦慄が走る。
まさか…ジャン課長の死に、サンホが関係している？
一方その頃、別の場所ではギョンエが新たな嫉妬に燃えていた。
ウニとミンスの仲を引き裂くため、ソニョンに近づき、
「ミンスがウニを本気で愛しているなんて思う？」と、あえて火種を投げ込む。
その声音には、確信に満ちた悪意が宿っていた。
——だが、真実はひとつ。
それを暴く鍵を握っているのは、ヘインだった。
日記の最後のページに残されたたった一行。
《真実は“彼の手の中”にある》
ヘインは決意する。
ジャン課長の死の真相を突き止め、
そしてサンホという男の仮面を、必ず剥がしてみせる——と。
愛を抱きしめたい あらすじ 36話
ミンスとギョンエの縁談を進めようと奔走していたソニョン。
けれども、当の本人であるミンスは、ついに彼女の前で強く自分の意志を示した。
「母さん、僕の結婚相手は僕が決めます。ウニさん以外、考えられません。」
その言葉に、ソニョンは思わず息をのむ。
彼の瞳は真っすぐで、揺らぎがなかった。
それを見た瞬間、母としての本能が“もう止めてはいけない”と告げたのだった。
これまでギョンエこそがふさわしいと信じていたソニョンは、
静かに自分の考えを改める。
「そうね…好きな人と結婚するのが一番よ。後悔しないようにね。」
その声には、母としての温かさと少しの寂しさが入り混じっていた。
しかし、サンホはそんな穏やかな空気を一瞬で壊す。
「ウニだけは、絶対にダメだ！」
理由を問われても明確な答えを出さず、ただ頑なに拒絶するだけ。
まるで彼の中に“触れられたくない秘密”が眠っているようだった。
その頃、サンホはもう一方で、ヘインを物質的な誘惑で支配しようとしていた。
留学費、マンション、贅沢な生活——すべてを餌にして、
「この話を受け入れれば、お前の人生は安泰だ」と言わんばかりに迫る。
けれどもヘインは静かに首を振った。
「部屋なんて、自分で借ります。私が欲しいのは“真実”だけです。」
その強い言葉に、サンホの顔が一瞬ひきつる。
彼の中の余裕が、少しずつ崩れ始めていた。
——愛と嘘、そして血の秘密。
それぞれの選択が、次の嵐の引き金になろうとしていた。
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