韓国ドラマ私の男の秘密 あらすじ 21話～24話 ネタバレ
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【前回のあらすじ】
第20話は、入れ替わりによって得た“完璧な人生”が
少しずつ崩壊していく兆しを描く回。
ソンエ → コントロール不能な駒に不安を抱く
ヘリム → 偽りを感じながらも罪に囚われる
インウク → 最後の愛を求めながら絶望に沈む
ソラ → 絶望の中で、なお信じ続ける妻の強さ
そして、ヘソルという“純粋な存在”が、
家族の絆を象徴的に映し出している。
ジソプが向かう先――そこに再会の伏線が静かに敷かれている。
【私の男の秘密-あらすじ-21話～24話】
私の男の秘密 あらすじ 21話
“カン・ジェウク”としての仮面を被り続けるジソプ。
しかしその心の奥では、もう限界が近づいていた。
ソンエの監視のもと、嘘の人生を演じる苦しみは、
彼にとって“生きながら死ぬ”ようなものだった。
🕊 ジソプ、脱走と決意
ジソプはついに覚悟を決め、ソンエの屋敷を抜け出す。
「俺は…ソラとソリのところへ帰る。」
だが、そのわずかな希望はすぐに打ち砕かれる。
ソンエは冷たい声で言い放つ。
「今さら戻る？許されると思っているの？」
そして、彼の目の前で家族写真を破り捨てた。
「逃げたら終わりよ。あなたが人を殺したという真実――
それを暴かれたら、家族は地獄を見るわ。」
その言葉にジソプは膝をつき、
全ての力を失ってしまう。
もう彼に残されたのは、“沈黙の服従”だけだった。
💔 ソラ、混乱する家庭の中で
一方そのころ、ソラの家もまた嵐のような不穏さに包まれていた。
姉が妹ヘソルに酷いことを言ったと聞き、
ソラは激しく抗議する。
しかし姉は逆に、
「結局あなたは誰の助けも受けられない可哀想な人」と
ソラを追い詰めるような言葉を浴びせる。
その場にいた父は怒りを抑えきれず、
「なんてことを言うんだ！」
と声を荒げ、家族の中に亀裂が走る。
家の中には悲しみと怒りが渦巻き、
誰一人、心を通わせることができなかった。
🧨 ソンエ、完全支配の恐怖
ソンエの支配はさらに強まっていく。
ジソプの心を完全に折るため、
“罪の記憶”を利用し、精神的に追い込む。
「あなたは罪人なの。だから私の手の中でしか生きられない。」
彼女にとってジソプは“息子の代用品”ではなく、
“自分が支配できる生命体”にすぎなかった。
狂気的な母性と権力欲――
その表情はまるで、神をも気取る支配者のようだった。
💼 ジェウクとしての成功と違和感
一方、会社では“ジェウク”としてのジソプが
次第に頭角を現していた。
グクヒョンは彼に重要なプロジェクトを任せ、
「これが再起のチャンスだ」と声をかける。
しかし、それを聞いたヘリムは警戒心を露わにする。
「今はまだ時期じゃありません。彼に力を与えるのは危険です。」
だが、会長ジュンチェの判断は変わらなかった。
ジソプは次々と仕事を成功させ、
会議の場で見事に社員の抗議を鎮めてみせる。
「社員の声を無視する企業に未来はない。」
そう語る彼の姿に、
ジュンチェは一瞬だけ“かつての息子”の面影を見た。
ヘリムもまた、その堂々とした態度に
不思議な魅力を感じ始めていた。
だが、同じ場面を見ていたインウクは、
ヘリムが“新しいジェウク”に向ける視線に嫉妬と嫌悪を覚える。
⚡ インウクの挫折
その後、インウクはジュンチェに呼び出され、
「リーダーとしての資質が足りない」と厳しく叱責される。
かつては将来を嘱望された医師。
だが今は、兄への嫉妬と怒りの中で生きている男。
彼のプライドはズタズタに引き裂かれていった。
💍 ソラ、希望と絶望の狭間で
夜、ソラは静かにジソプの遺書を手に取る。
そして、涙を浮かべながら燃やしてしまう。
「あなたを信じる。どこにいても、私は待ってる。」
灰となった紙が宙に舞う――
それはまるで、彼女の“悲しみの決別”を象徴するようだった。
その直後、ソラは突然体調の異変を感じる。
吐き気、倦怠感、そして胸の鼓動。
「まさか…」
病院を訪れたソラは、医師の言葉に息をのむ。
「おめでとうございます。妊娠しています。」
涙が頬を伝う。
ジソプの命は、確かに彼女の中に生きていた。
私の男の秘密 あらすじ 22話
ジソプ（＝ジェウク）は、表向きには冷静なビジネスマンとして振る舞いながらも、
心の奥では“もう一度家族に会いたい”という想いを抑えきれずにいた。
そんな中、運命は彼に再び“試練”を与える――。
🕴 スーツ選びと“運命の遭遇”
ヘリムとジェウクは、次期会長夫婦としてデパートでスーツを選んでいた。
完璧に見える二人だが、
ジェウク（＝ジソプ）の心はどこか上の空だった。
その同じデパートに、ソラの娘ヘソルが母と買い物に訪れていた。
偶然、ヘソルとヘリムが通路で鉢合わせ。
その瞬間、ヘソルの手から一枚の写真が落ちる――。
それは、ジソプとヘソルが笑顔で並ぶ“家族写真”だった。
ヘリムはそれを気づかずに踏みつけてしまい、
ヘソルが激しく抗議する。
「やめて！それはお父さんとの大切な写真なの！」
まさかその少女がソラの娘だとは、
ヘリムは夢にも思わなかった。
💔 ジソプ、堪えきれない再会の痛み
少し離れた場所からその光景を見たジソプは、
心臓が止まりそうなほど動揺する。
「ヘソル…！」
声をかけたい、抱きしめたい――
だが、今の自分は“ジェウク”。
彼女の前に立てば、すべてが崩れてしまう。
拳を握りしめ、歯を食いしばる。
ただ、遠くから娘の姿を見つめることしかできなかった。
その横で、ヘリムはジェウクの顔に走った“微妙な動揺”を見逃さなかった。
「あなた…今、なぜそんな顔をしたの？」
疑念と恐怖。
ヘリムの中で“ジェウク＝誰か別の男”という確信が芽生え始めていた。
🩺 ソラ、倒れる
一方そのころ、ソラは体調を崩し、
帰宅途中にそのまま倒れてしまう。
駆けつけた父が介抱しながら涙を流す。
「ソラ…お前は昔も、こうして倒れてたんだ。」
――そう、ソラには“過去の記憶喪失”という秘密があった。
父は当時を思い出す。
若い頃、自転車で少女を跳ねてしまった。
その少女こそ、記憶を失い家族として生きるようになった“今のソラ”だったのだ。
それを知る者は、今や父ただ一人。
その真実が、後に大きな伏線として繋がっていく。
⚗ ジスクとミリョン、そして“薬”の真相
一方、ジスクはミリョンのもとを訪れ、
密かに接触を図っていた。
娘を見捨てた過去、そしてミリョンが生きているという衝撃。
ジスクは贖罪の思いから、彼女に会わずにはいられなかった。
同じころヘリムは、母が“飲んでいるはずだった薬”が
実際には飲まれていなかったことに気づく。
「お母さん…まさか私を騙してたの？」
ジスクの恐るべき策略に、ヘリムは身の毛がよだつ思いをする。
🩸 ソンエの命令と“強制された婚約”
ソンエは焦っていた。
ジソプが再び家族のもとへ戻ろうとする気配を感じ取っていたのだ。
「いいこと？ヘリムとの結婚はすぐに進めるのよ。」
断れば、すべての真実――ジソプが人を殺したという“偽りの罪”――を
公表すると脅迫される。
ジソプは黙って頷くしかなかった。
心は完全に壊れかけていた。
👧 ヘソルの悲しみと母の決意
そのころ、保育園ではヘソルが友達と喧嘩をしていた。
理由は――「うちにはパパがいない」と言われたから。
ヘソルは泣きながら叫ぶ。
「うそ！パパはちゃんといるもん！」
その話を聞いたソラの胸は引き裂かれるように痛んだ。
「もう少しだけ、待ってて。きっと…帰ってくるから。」
ヘソルの純粋な願い――
「早くお父さんに会いたい」
その一言が、物語の核心を突き刺す。
💔 “破談宣言”という衝撃
そして物語は、ついに次なる波乱へ。
ヘリムの家族とジェウクの正式な顔合わせの日。
ヘリムは美しいドレスに身を包み、
家族の前で完璧な笑顔を作っていた。
その横に立つ“ジェウク”。
だが、その瞳は冷たく、どこか遠くを見つめていた。
そして、会場の空気が静まり返る中、
彼は突然口を開いた。
「この結婚…破談にしたい。」
家族が息を呑み、ヘリムの顔から血の気が引く。
会場の中でただ一人、ソンエだけが笑みを浮かべていた。
私の男の秘密 あらすじ 23話
突如、婚約の場で「この結婚は破談にしたい」と宣言したジェウク（＝ジソプ）。
その言葉は、静まり返った会場を一瞬で凍りつかせた。
ヘリムは顔を真っ赤にして問い詰める。
「どういうつもり？ 私を侮辱する気なの？」
ソンエもまた怒りを抑えきれず、
「何を勝手なことをしているの？！ 計画が台無しよ！」
だが、ジソプは目を伏せ、
「考えがあるんです」
とだけ答える。
その表情には、すでに“誰かを守るための決意”が宿っていた。
💍 破談宣言の裏にある“真実”
ソンエの命令に従い続けてきたジソプ。
だが、ヘソルやソラの姿を見たことで、
「もう二度と偽りの人生は歩けない」という想いが芽生え始めていた。
破談は、反逆の第一歩。
しかしそれは、彼自身をさらに危険な立場へ追い込む行為でもあった。
そのころ、母ジスクは、
「ジェウクとヘリムの関係には何かある」と勘づき、
思いを巡らせていた。
🕵️♀️ ヘリムの疑念、ついに核心へ
ヘリムは改めてジェウクを問い詰める。
「あなたは本当にジェウクなの？
だって、あの人は…そんな目をしていなかった。」
これまで“部分記憶喪失”という説明を受け入れていた彼女だったが、
あまりにも違う態度、話し方、目の奥の優しさ――
それが、彼女の中の疑念を再び呼び起こす。
彼女はもう“真実”に気づきかけていた。
💼 権力闘争とインウクの失脚
一方、社内では激震が走る。
役員たちが次々とインウクのリーダーシップ不足を非難し、
「今のポジションは本来、ジェウク様のものです」
と詰め寄る。
結局、インウクは本部長の座を退かざるを得なくなる。
ジェウク（＝ジソプ）は本部長の名札を手に取り、
複雑な思いを胸に見つめる。
そこには、彼が“自分ではない誰か”として得た地位の虚しさがあった。
🍜 思わぬ再会の予兆
職を失ったインウクを慰めようと、ジュンチェは馴染みの中華店へ。
その店は、なんと――ソラの母が営むチャンポン屋だった。
この小さな偶然が、
後にジソプとソラの“再会の連鎖”を引き寄せるきっかけとなる。
🤰 ソラ、妊娠を知る
そのころソラは体の不調を覚え、産婦人科を受診。
医師から告げられたのは――“妊娠”。
「ジソプさんの子が…私の中に…」
その場で涙を流し、
放心したまま、彼女の足は自然と納骨堂へ向かっていた。
遺影の前で、嗚咽を漏らすソラ。
「どうして…どうして私たちを置いていったの？」
胸の奥から溢れる愛と怒りが入り混じり、
涙が止まらなかった。
🌧 ヘソル、父を想って倒れる
一方そのころ、ヘソルは雨の中で“父の迎え”を待っていた。
「今日はきっと、パパが来てくれるよね？」
その小さな声を誰も聞くことはなかった。
やがて彼女は高熱を出し、意識を失って倒れてしまう。
知らせを受けたソラは、
必死に病院へ駆けつける。
「ごめんね…ママが悪かった。もう一人にしないから。」
涙で濡れた娘の手を握りしめ、
ソラは自分の中の強さを取り戻していく。
💔 病室での再会と“もう一人の女”
病室に駆け込んだソラを知らぬまま、
ジソプは娘の入院を知り、衝動的に病院へと向かっていた。
「ヘソル…！」
思わずその名を口にしかけた瞬間――
廊下の向こうから現れたのはヘリムだった。
二人の視線が交錯する。
ヘリムは冷たい目で彼を見据え、
「あなた、今どこへ行こうとしていたの？」
その声には、
“すべてを見抜いた女”の確信が宿っていた。
私の男の秘密 あらすじ 24話
ヘソルの入院を知ったジソプ（＝ジェウク）。
彼の中で張り詰めていた糸が、ぷつりと切れた。
「たとえ一目でも、娘に会いたい。」
その想いを抑えきれず、病院の病室へ向かう。
だが、扉に手をかけた瞬間――
誰かに腕を掴まれる。
振り向くと、そこにいたのはヘリムだった。
⚡ ヘリム、疑念と執着
ジソプの異様な行動に、ヘリムの目が鋭く光る。
「どこへ行くの？ なぜそんなに怯えているの？」
彼女はすぐにその後を追跡。
監視していたソンエの部下も一部始終を報告する。
「あの男、また家族のもとへ行こうとしていました。」
報告を受けたソンエは激怒。
「いい加減にしなさい、ジソプ！」
その怒りは次第に、狂気を帯びていく。
🩺 病室の静寂と、家族の後悔
一方そのころ、病室ではソラと家族たちが重い空気に包まれていた。
ヘソルを一人にしてしまったことを悔やむソラ。
「ごめんね…ママが傍にいなかったから。」
ヘソルは小さな声で、
「パパがいれば大丈夫だったのに…」
と呟く。
その言葉が、ソラの胸を貫いた。
🩸 ジソプ、ソンエの“脅迫”を受ける
仕事部屋に現れたソンエは、冷たい笑みを浮かべながら
ジソプの机に“家族の写真”を並べる。
「あなた、最近また勝手な行動をしているようね。」
その言葉の直後――
彼女はライターを取り出し、
写真に火を点けた。
炎の中で焼けていく“ソラとヘソルの笑顔”。
「次は、写真じゃ済まないわ。」
その光景を見たジソプは、
拳を握りしめながら、こみ上げる涙を抑えられなかった。
💥 “過去の罪”が暴かれる
そんな中、会社では思わぬトラブルが発生。
ある社員の子どもがジェウク（＝ジソプ）のもとへ怒鳴り込んでくる。
「お前が…お父さんをあんな目に遭わせたんだ！」
身に覚えのないジソプは困惑。
話を聞くうちに、それが本物のジェウクが起こした事故だと知る。
彼は意識不明の父親を見舞い、
「申し訳ありません。私が必ず償います。」と頭を下げる。
そして、現場責任者を呼びつけ、
誠意ある対応を徹底させるのだった。
――彼の中には、もはや“他人の人生を演じる男”ではなく、
“人間としての正義”が戻っていた。
🍜 ソラの母の店での温もり
一方、ソラの母が営むチャンポン屋では、
ジュンチェとインウクが店を手伝いながら、
人の温かさに触れていた。
「こうして誰かのために作る料理、悪くないな。」
インウクの表情は久々に柔らかく、
ジュンチェも嬉しそうに微笑む。
――それは、彼らの心がわずかに救われた瞬間だった。
🤰 ソラ、妊娠が発覚
退院の日。
ソラは治療費がすでに支払われていることを知り、不思議に思う。
それは、こっそりジソプが支払ったものだった。
その後、体調の変化から妊娠が発覚。
「命が…また私の中に。」
しかし、喜ぶ両親とは対照的に、
長年不妊に悩んでいた姉は怒りを爆発させる。
「なぜ…なぜあなただけが幸せになるの！」
涙と嫉妬が渦巻く中、
ソラは複雑な思いで静かにお腹を抱きしめた。
🍷 バーでの“偽りのキス”
夜、ヘリムとジソプは取引先との打ち合わせを兼ねてバーへ。
だが、そこに偶然、ジソプを知る人物が現れ、彼の正体を見抜こうとする。
一瞬の判断で、ジソプはヘリムにキスをする――
“誤魔化すための演技”。
しかし、その瞬間、
店の入り口に立つインウクが二人の姿を目撃していた。
「ヘリム…お前、まさか…。」
嫉妬、裏切り、そして運命。
三人の関係が、再び動き出していく。