韓国ドラマ 月桂樹洋服店の紳士たち あらすじ 28話～30話ネタバレ
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月桂樹洋服店の紳士たちをネタバレで配信！ BSで放送予定！
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【前回のあらすじ】
ヨンシルの胸の中では、いまだに二つの想いがせめぎ合っていました。
ドンジンへの恋心が日ごとに強まっていく一方で、
かつて愛したギピョへの情も完全には消えていなかったのです。
「ドンジンさんを好きになりたいのに……ギピョの顔が浮かんでしまう。」
そんな自分を責めながらも、前に進む勇気が出せないヨンシル。
──それでも、ドンジンへの想いは確かに心の奥で灯り続けていました。
一方そのころ、サムド一家ではとんでもない騒ぎが。
ソンニョの洗濯物の中から出てきた一枚の宝くじが、なんと“２等”だったのです！
「まさか……これ、本物か！？」
歓喜の声があがる中、ソンジュンが口を開きます。
「いや、それ俺が買ったやつだ。」
一瞬で空気がピリッと張り詰め、ソンニョが反論します。
「違う！これは私のよ！」
そのまま宝くじを持って逃げ出すソンニョ。
“脱兎のごとく”とはまさにこのことでした。
しかし、すぐにソンジュンに追いつかれてしまい、激しい奪い合いの末──
最終的に宝くじはドンスクの手に渡り、一件落着となりました。
そんな騒動の裏で、ドンジンとヨンシルの関係にもまた新たな展開が。
ある日の夜、二人きりで食事をする機会が訪れたのです。
ドンジンはそのチャンスを逃さず、改めて自分の想いを伝えます。
「俺は本気だ。これからも、君と一緒にいたい。」
その誠実な言葉に、ヨンシルの頬はほんのりと赤く染まります。
けれども、その直後──ゴッチから思いがけない言葉が。
「変な噂を立てられないように、気をつけなさいよ。」
その忠告がドンジンの心に引っかかり、不安をかき立てます。
「ヨンシルに誤解されたらどうしよう……」
不安を抑えきれず、彼は夜遅くにヨンシルのもとへ向かいます。
しかし、そこで彼を待っていたのは──まさかの人物。
ドンジンの前に立っていたのは、かつての妻・ヒョジュでした。
静まり返った夜、突然の再会。
ヨンシルへの想いがようやく形になろうとしていたその時、
過去の影が、ふたたびドンジンの前に立ちはだかろうとしていました──。
【月桂樹洋服店の紳士たち-あらすじ-28話～30話】
💞想いが重なり、涙がこぼれる夜──「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第28章
ヨンシルは、ドンジンへの想いを抑えきれずに苦しんでいました。
心の奥ではもう答えが出ているのに、これまでの出来事やギピョへの罪悪感が、
彼女の足を止めていたのです。
けれども、その心の痛みが限界を超えた瞬間──
ヨンシルの頬を、ぽろぽろと涙が伝います。
その様子を見たドンジンは、ためらうことなく彼女のもとへ駆け寄りました。
「泣かないで……。」
そう言って彼女を優しく抱きしめるドンジン。
静かな沈黙の中、二人の鼓動だけが響きます。
「俺は、君が好きだ。ずっと一緒にいたい。」
その真摯な言葉に、ヨンシルはようやく心を開きます。
「私も……同じ気持ちです。」
──こうして二人は、ようやく想いを確かめ合いました。
長く続いたすれ違いが、ようやく報われた瞬間でした。
一方その頃、ドンスクもソンジュンに自分の想いを伝えていました。
けれどもソンジュンは、気持ちが整理できずに答えを出せません。
心の奥ではドンスクを想っているのに、踏み出せない自分に苛立ちを感じていたのです。
その一方で、マンスルにも変化が訪れていました。
サムドが偶然、彼が出かける姿を見かけ、こっそり後をつけてみると──
マンスルは「視覚障害者福祉センター」に入っていったのです。
気になって中を覗いたサムドが見たのは、
懸命に点字を学ぶマンスルの姿でした。
「目が見えなくなっても、できることはまだある。」
そう言って前を向くマンスルの姿に、サムドは胸を打たれます。
しかし同時に、マンスルの病気が進行していることを知り、大きなショックを受けるのでした。
そしてその夜、思わぬ告白がもうひとつ。
ソンジュンがパク社長と口論している最中、
思わず口から飛び出した言葉──
「俺、ドンスクが好きなんだ！」
それを聞いていたドンスクは、呆然と立ち尽くします。
長い時間をかけてようやく動き出した二人の関係。
それは、恋と再生が交錯する瞬間でもありました。
⚡愛と怒りの狭間で──「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第29章
ドンジンは、ヨンシルの心を縛っている“過去の鎖”を断ち切るために動き出しました。
彼が向かった先は──刑務所。
そこにいるのは、かつてヨンシルの夫だった男・ギピョ。
ドンジンはその前に立ち、まっすぐな眼差しで告げます。
「ヨンシルを脅すのはやめろ。
本当に彼女を愛しているなら、そんなことはしないはずだ。」
毅然とした口調。
誰もが黙るであろうその一言──けれども、ギピョは違いました。
「お前に何がわかる！」
その怒号が響き、ギピョの怒りは燃え上がります。
プライドを傷つけられた彼は、ドンジンへの憎悪をさらに募らせていきました。
そしてその夜──。
ギピョはヨンシルに電話をかけ、低い声で再び脅迫します。
「よく聞け……俺が出所したら、ドンジンも、あの店も終わりだ。」
その言葉にヨンシルは震え、不安が胸を締めつけます。
けれども、そんな彼女を見たドンジンは、静かに微笑んで言いました。
「大丈夫。俺がいる。怖がるな。」
そのやさしさに、ヨンシルの心は少しずつほぐれていきます。
一方その頃、ウンスクは娘ヒョウォンの行方を追っていました。
目的はただひとつ──テヤンから引き離すため。
そして案の定、ミサアパレルの職場でヒョウォンを見つけ、
「帰るわよ！」と腕を掴んで強引に連れ帰ってしまいます。
母の愛情なのか、支配なのか──。
ヒョウォンの瞳には涙が光っていました。
そんな中、ドンジンはヨンシルを元気づけようと
海へドライブに連れ出します。
波音がやさしく響く中、二人は穏やかな時間を過ごしました。
夕暮れ時、ヨンシルが「こんなに笑ったの、久しぶりです」と微笑むと、
ドンジンはポケットから小さな箱を取り出します。
中には、繊細なデザインのネックレス。
「君に似合うと思って。」
その一言に、ヨンシルの瞳が潤みます。
悲しみの涙ではなく、久しぶりに流した“幸せの涙”。
それは、彼女がようやく過去を乗り越えようとしている証でした。
💔母の怒りと娘の決意──「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第30章
ヨンシルとドンジンの関係が、ついに“ある人物”の目に留まってしまいました。
──それは、ギピョの母。
偶然二人が一緒にいる姿を見てしまったギピョ母は、顔を真っ赤にして激怒します。
「まだ刑務所にいる息子が可哀想だと思わないの！？」
鋭い言葉がヨンシルの胸を突き刺します。
それでも、彼女は逃げずにまっすぐギピョ母を見つめました。
「申し訳ありません。
でも、ギピョさんとの関係はもう終わりにしました。
これからは、私自身の人生を生きます。」
震える声でしたが、ヨンシルの瞳は揺らぎませんでした。
その強さが、彼女の“過去との決別”を物語っていました。
一方その頃、ウンスクに家へ連れ戻されたヒョウォンは、まるで鳥かごの中のように監禁されていました。
テヤンと会えないように、鍵まで掛けられてしまったのです。
「どうしてこんなことをするの……」
絶望の中で肩を落とすヒョウォン。
けれどもそこへ、意外な助っ人が現れます。
──それはジヨン。
ジヨンはヒョウォンの気持ちを理解し、こっそり部屋の鍵を開けてくれたのです。
「今のうちに行って！」
ジヨンの言葉に背中を押され、ヒョウォンは外の世界へ飛び出しました。
彼女がまっすぐに向かった先は、やはりテヤンのもと。
けれども一緒にいるわけにはいかないと悟り、
ヒョウォンは新しい部屋を借り、ひとりで生きる道を選びます。
そのころ──。
ドンスクとソンジュンは、ようやくお互いの想いを確かめ合い、
ついに「結婚」を誓いました。
けれども家族への報告の場で、思わぬ反対に遭います。
「ふたりが結婚？ ありえません！」
ゴッチが声を荒げ、反対の姿勢を崩しません。
穏やかな雰囲気が一転、重い沈黙に包まれる中、
二人は手を取り合いながら、それでも決意を固めました。
「私たちは、必ず幸せになります。」
そして再び、ヨンシルの前に現れたのは──ギピョ母。
彼女は月桂樹洋服店に押しかけ、ヨンシルを強引に連れ出そうとします。
「まだ間に合うのよ！ ギピョの元に戻りなさい！」
しかし、ヨンシルは首を振りました。
「何度言われても変わりません。私はもう戻りません。」
毅然としたその声には、迷いも恐れもありませんでした。
けれどもギピョ母は、そんな言葉では納得しません。
「あなたなんかに、息子の人生を壊されてたまるもんですか！」
再び、嵐のような衝突が始まろうとしていました──。
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