韓国ドラマ 月桂樹洋服店の紳士たち あらすじ 22話～24話ネタバレ
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【前回のあらすじ】
ヨンシルは、かつて愛したギピョのことを心の奥にしまい込み、
今はただ、ドンジンへの想いを抑えきれずにいました。
スーツ技能大会に出場した彼女は、緊張しながらも見事な腕前を発揮し、
見事に合格！ 会場は拍手に包まれます。
その瞬間、思わずドンジンと抱き合い、二人の心がひとつになるような温かな時間が流れました。
そしてヨンシルは、自分の感謝と想いを込めて、刺繍入りの腕抜きをドンジンにプレゼントします。
「これをつけて、いつまでも仕立ての心を忘れないでください。」
照れくさそうに微笑むヨンシル。その姿に、ドンジンの胸も静かに熱くなっていました。
一方そのころ、ミサアパレルでは波紋が広がっていました。
テヤンの入社を知ったジヨンが激怒！
しかし、怒りをぶつけたのはテヤンではなく、ヒョサンでした。
「どうしてあの人を採用したの？ 私とテヤンの関係、知ってるでしょ！」
ジヨンの言葉にヒョサンは冷たく笑います。
「ビジネスに私情は持ち込まない。それだけのことだ。」
二人の間に、決定的な亀裂が走りました。
その一方で、ヒョウォンはテヤンへの想いを抑えられず、ついに告白します。
「私はあなたを本気で愛してる。人生を全部かけてもいい。」
けれども──テヤンはその告白を断ります。
「君はヒョサン社長の妹だ。俺たちは、そんな関係じゃいけない。」
その一言に、ヒョウォンはショックで言葉を失います。
それでも、彼を嫌いになれない。
報われない恋だと分かっていても、心は彼の方へ傾いたままでした。
一方、スーツ技術大会の本選が開催され、サムドも出場を決意します。
裁断師としての誇りを胸に、彼は全力で挑む覚悟を固めました。
しかし、その審査員の中に──ヒョサンの姿が。
ヒョサンはサムドの技術力を警戒していました。
彼が優勝すれば、自分の立場やブランドの権威に傷がつく。
「なんとしても、あの男を抑えねば…。」
そんな思惑が、再び“月桂樹洋服店”に暗い影を落とし始めていました。
【月桂樹洋服店の紳士たち-あらすじ-22話～24話】
🏆正義の勝利と再会の奇跡──「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第22章
スーツ技能大会の本選が始まり、サムドの作品は圧倒的な完成度で注目を集めていました。
しかし──その才能を脅威と感じたヒョサンは、卑劣な手に出ます。
「サムドの服を、別のものとすり替えろ。」
部下に命じて、サムドの作品を盗み替えたのです。
目的はただひとつ──月桂樹洋服店を潰すこと。
ところが、ヒョサンの思惑は思わぬところで崩れ去ります。
テヤンが大会前に“隠しカメラ”を設置していたのです。
その映像には、服をすり替える部下の姿がしっかりと映っていました。
会場で証拠が再生されると、どよめきが起こります。
「これは一体どういうことだ！」
ヒョサンは顔を真っ赤にして言い訳を試みますが、もう逃げ道はありません。
こうして彼は審査員の職を降り、大会はようやく“公正な形”で再開されました。
そして──結果発表。
サムドが出したスーツが、見事“大賞”を受賞！
その瞬間、会場には大きな歓声と拍手が鳴り響きます。
月桂樹洋服店の名が、再び輝きを取り戻した瞬間でした。
ドンジンとゴッチは涙を流し、ヨンシルも誇らしげな笑顔を浮かべます。
長い苦労の末に掴んだ勝利──それはまさに家族と仲間の絆の賜物でした。
そして、奇跡がもうひとつ。
長く家を離れていたマンスルが、ついに帰宅したのです。
「ただいま。」
その一言に、家中が歓喜に包まれます。
──しかし、全員が幸せを噛みしめていたわけではありません。
ソンニョとドンスクは、不満を抱えたまま派手に遊び歩き、浪費を重ねていました。
「全部、サムドとソンジュンのせいよ。私たちは悪くないわ！」
責任を人のせいにしてばかりの二人の姿は、かつての“努力する自分”を忘れたようでした。
一方、ヒョウォンはというと──。
何度断られても、テヤンへの告白をやめません。
「あなたが好きなの。何度でも言うわ。」
涙をこらえながらも笑顔を見せるヒョウォン。
その強さと一途さが、周囲の心を少しずつ動かしていきます。
💔すれ違う想いと、新たな決意──「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第23章
ヨンシルは、もう曖昧なままではいられませんでした。
ドンジンとの“はっきりしない関係”を、終わらせるために。
「あなたは私のこと、どう思ってるの？」
「もしかして……私のことが好きなの？」
突然の問いに、ドンジンは言葉を失います。
そして動揺のあまり、思わず口走ってしまいました。
「そ、そんなことはない！」
その一言に、ヨンシルの胸が締めつけられます。
否定の言葉よりも、その“迷い”が彼の本心を語っているようでした。
一方その頃、マンスルはドンジンとサムドを呼び出します。
穏やかな笑みを浮かべながら、ゆっくりと切り出しました。
「これからの月桂樹洋服店は、君たち二人に任せたい。」
その言葉に、二人は息をのみます。
長年店を支えてきたマンスルが、ついに後継を託したのです。
「俺たちが……この店を引っ張っていくんだ。」
責任の重さと誇りを胸に、ドンジンとサムドは新たな決意を固めました。
しかし、店の明るい未来とは裏腹に、恋愛模様は暗雲を帯び始めます。
ヒョウォンは何度もテヤンに告白しますが、答えはいつも同じ。
「ごめん。君とは付き合えない。」
ついにヒョウォンの心が折れ、涙を流します。
そんな彼女に、テヤンは冷静に言いました。
「キスしたことは、忘れてくれ。」
──その言葉は、彼女の心に深い傷を残しました。
一方、サムドとソンニョの間にも小さなケンカが勃発。
ドンジンとヨンシルも、気まずい空気のまま冷戦状態に。
まるで“恋愛運だけ”が低迷しているような、重苦しい雰囲気が流れ始めます。
けれども、月桂樹洋服店そのものは絶好調！
大会の受賞効果もあり、注文は右肩上がり。
スタッフたちは笑顔を取り戻し、店の未来には希望の光が満ちていました。
──しかし、愛の行方だけは誰にも読めない。
次の嵐が、すぐそこまで迫っていたのです。
💐愛か、義か──ヨンシルの決断「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第24章
ヨンシルは、人生で最も苦しい“究極の選択”に直面していました。
──ギピョを選ぶのか、それともドンジンを選ぶのか。
ドンジンは、彼女が自分を選んでくれると信じています。
しかしヨンシルの心は揺れていました。
長い年月を共に過ごしたギピョへの情も、完全に消えたわけではなかったのです。
そんなある日、事件が起こります。
ギピョからヨンシルに届いた花束を、ドンジンが怒りに任せて捨ててしまったのです。
「どうしてこんなものを…！」
黙ってそれを拾い上げ、生け直すヨンシル。
その姿に、ドンジンの胸には嫉妬と苛立ちが混ざり合い、さらに関係は悪化してしまいます。
ヨンシルの優しさは、誰にでも向けられたもの。
けれどもドンジンにとっては、それが“自分以外に向けられた優しさ”であることが耐えられなかったのです。
一方、マンスルは視力を失いながらも前を向いていました。
「まだやれることはある。」
彼は点字を学び始め、再び人生に挑もうとしています。
「死について考えるのは、それからだ。」
その言葉には、彼の生きる力と誇りが滲んでいました。
他方、ミサアパレルではテヤンが会社を去る決断を下します。
名目上は「損失の責任」でしたが、実際に発注書を改ざんしたのはヒョサン。
真実を知る者が少ない中で、テヤンは沈黙を選びました。
心にくすぶる怒りを抱えたまま──。
その夜、ドンジンはサムドや仲間たちと食事をします。
しかし、ヨンシルがなかなか現れず、不安が募っていきます。
ギピョの花束、そしてケーキの一件以来、二人の間には大きな溝ができていました。
彼女は今、どちらを選ぶのか──。
店は好調でも、心の中には嵐が吹き荒れていました。
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