この第4話から第6話までの激動の展開は、見ているこちらも息が詰まるほどの絶望と、そこから這い上がる男の執念に胸が熱くなりっぱなしでした。
最高視聴率33.1%を誇る不朽の名作『商道(サンド)』。大商人の汚い陰謀によって父親を処刑され、自身も奴隷の身分へと落とされたサンオク(イ・ジェリョン)。
逃亡、疫病、盗賊の誘い、内容がドラマチックすぎて毎回息を呑む展開でしたが、彼がついに「商人」としての第一歩を踏み出す超重要エピソードを、今回も管理人の愛のツッコミ満載でどこよりも熱く詳しく解説していきます!
【商道(サンド) 前回のあらすじ】
訳官(通訳官)を目指していた純粋な青年イム・サンオクを待っていたのは、あまりにも残酷な大人の罠でした。
「松商(ソンショウ)」の最高権力者パク・チュミョン(イ・スンジェ)の甘い言葉に騙され、軍事物資である硫黄の密輸の片棒を担がされてしまったサンオク親子。
国境の禁門で密輸が発覚した途端、チュミョンは手のひらを返して「自分は何も知らない」と嘘をつき、すべての罪をサンオクたちに擦り付けたのです。
無実の罪を晴らすこともできぬまま、サンオクの目の前で最愛の父親は無残に処刑され、幸せだった家族は一瞬にしてバラバラに引き裂かれてしまうのでした。
【商道(サンド)-あらすじ-4話~6話】
商道 あらすじ 4話
[打ち首の危機を免れた命と、鍮器場に響く再生の槌音]
最愛の父が処刑され、自らも死刑(打ち首)の執行を待つばかりとなったサンオク。
しかし、直前で奇跡的に死刑を免れる特赦が下り、九死に一生を得ることになります。
けれども待っていたのは地獄の日々でした。
身分は一気に最底辺の「官奴婢(国に仕える奴隷)」へと落とされ、開川宿駅へ強制送還されてしまうのです。
信じられない過酷な労働と屈辱的な生活のなかで、サンオクの心は父親を殺したパク・チュミョンへの激しい憎悪で焼き尽くされそうになっていました。
我慢の限界に達したサンオクは、何度も脱走を試みますが、そのたびに捕まっては激しい見せしめの拷問を受けるという悪循環を繰り返します。
そんな絶望のどん底にいた彼に、一筋の光を投げかけたのが、ナプチョン鍮器(真鍮の器)工場の責任者キム・テチュルでした。
テチュルさんの男気と優しさにめちゃくちゃ感動しました!
テチュルはボロボロになりながらも鋭い眼光を失わないサンオクの才能を見抜き、「そんなところで無駄に犬死にするくらいなら、ここで汗を流せ。
死ぬ気で技術を磨いて金を稼げば、いつか奴婢の身分から解放される道(免賤)が開けるぞ」と魂のスカウトをします。
テチュルの熱い言葉に心を動かされたサンオクは、それまでの無謀な逃亡を諦め、己の怒りをぶつけるように激しい炎のなかで真鍮を鍛える過酷な鍛冶の仕事に没頭し始めるのでした。
感想・解釈
お坊ちゃん育ちだったサンオクが、真っ黒になりながらハンマーを振り下ろす姿に涙が出ました。
どん底に落ちても諦めない彼の「生きる執念」が、のちの大商人の土台を作っていくのですね。
商道 あらすじ 5話
[疫病の村と盗賊の誘惑、そして山寺で始まった憎しみを鎮める旅]
しかし、運命の歯車はそう簡単には彼を休ませてくれません。過酷な労働環境に耐えかね、再び運命の悪戯から脱走の渦に巻き込まれたサンオク。
しかし運悪く捕まり、今度は「重罪人」として生きては戻れないと言われる恐ろしい鉱山へと引きずり込まれる最悪の事態になってしまいます。
その連行の途中、立ち寄った村で原因不明の恐ろしい「疫病(えきびょう)」が発生します。
村中に瞬く間に病が広がり、バタバタと亡者が出る修羅場と化すなかで、サンオクは偶然、同じく捕まっていた盗賊の頭ユクソンの一味と遭遇します。
大混乱に乗じてユクソンを救い出しにきた仲間たちが大暴れし、護送兵たちを圧倒。
自由の身となったユクソンは、サンオクの度胸を気に入り、「どうだ、俺たちの仲間になって一緒に世直し(盗賊)をしないか?」と悪のスカウトをしてきます。
気持ちはわかるけどサンオクをそっちの道に引っ張らないで(笑)!
サンオクは「自分の進むべき道は人殺しではない」と、その誘いをキッパリと拒絶します。
一人残されたサンオクは、同じく官奴婢として苦しんでいた美しい少女チェヨン(キム・ユミ)を命からがら連れ出し、決死の逃亡を敢行!見事に追っ手を振り切り、生まれ故郷である義州(ウィジュ)へと生還を果たします。
サンオクは、チェヨンを安全な場所に匿うと、自らは燃え盛るパク・チュミョンへの恨みの炎を鎮めるため、そして己の人生を見つめ直すために、深い山奥にある静かな寺へと身を潜め、和尚の厳しい教えを受けながら魂の修行を始めるのでした。
感想・解釈
鉱山、疫病、盗賊という、これでもかという災難のオンパレードにハラハラが止まりませんでした。
しかし、どんなに追い詰められても「盗賊」という楽な悪の道に逃げず、チェヨンを守って山寺にこもるサンオクの高潔さに、のちの『商道精神』の片鱗が見えて胸が熱くなります。
商道 あらすじ 6話
[湾商の使喚からの再出発、精度が高すぎるジュウォンのツンデレと、課された新入りの地獄しごき]
山寺での長い修行を終え、鋭い憎しみから深く洗練された眼差しへと生まれ変わったサンオクは、ついに山を降りて村へと戻ってきました。
彼が真っ向から向かったのは、亡き父の親友であり、義州を拠点とする大商団「湾商(マンサン)」の都房ホン・ドゥクチュ(パク・イナン)の元でした。
「自分に商売のやり方を一から教えてください!」と頭を下げるサンオク。
ドゥクチュは彼の本気度を認めつつも、「過去の情実での特別扱いや贔屓は一切しない」という厳格な条件を突きつけ、サンオクを最も身分の低い小使い(使喚)として湾商の鍮器廛(真鍮器店)で働かせることにします。
しかし、ここで面白い勘違いが。
店の古株であるサムボ(イ・ヒド)が、サンオクが都房の特別な存在だと勝手に勘違いし、やたらと優遇して甘やかし始めたのです。
これに気づいたドゥクチュが、あえて泳がせておいたのが最高に意地悪で商売人らしいですよね(笑)。
ドゥクチュから「あいつのことなど私は特別扱いするつもりはないぞ」と冷たく突き放されたサムボは、自分の勘違いを激しく恥じ、大パニック!
それまでの手のひらを返したように態度を急変させ、新入りのサンオクに対して超過酷な「しごき」を開始します。
サムボがサンオクに命じたのは、店の倉庫に眠る、埃をかぶった高価な鍮器一式を「一つ残らずすべて街で売ってこい」という無茶振りでした。
これまでに一人として全てを売り切った新入りなどいないという、湾商伝統の地獄の試練。
果たしてサンオクは、この絶対不可能なミッションをどんな奇策で切り抜けるのでしょうか⁉
読者への問いかけ:奴隷の身分から、ついに商人としてのスタートラインに立ったサンオク!
しかし、新入りの前に立ちはだかるサムボの容赦ないしごきに、サンオクはどう立ち向かうのか……?
みなさんは、このどん底から知恵一つで這い上がっていくサンオクの姿に、自分の仕事へのパワーや勇気をハゲしく貰えませんか?
次回、ついにサンオクの商売の才能が覚醒する興奮の神回へ!絶対に目が離せませんよ!
【商道(サンド)・前回・次回・全話一覧】
- 韓国ドラマ 商道(サンド) あらすじ 1話~3話 ネタバレ
- 韓国ドラマ 商道(サンド) あらすじ 7話~9話 ネタバレ
- 韓国ドラマ 商道(サンド) 相関図 キャスト あらすじ
- 韓国ドラマ 商道(サンド)-あらすじ-全話一覧-ネタバレ
