「最終回までこんなにボロ泣きさせられるとは思っていませんでした!香港でのあの不穏な『10億ウォンの誘惑』から始まった二人の関係。数々の誤解や試練を乗り越え、ようやく結ばれたソックンとセヨンを待ち受けていたのは、会社倒産の危機と、セヨンの身体を襲う非情ながんの転移というあまりにも残酷な現実でした。どんな絶望の闇に突き落とされても、命をかけてセヨンを支え抜くソックンの無償の愛に、もう胸が締め付けられて涙が止まりません!愛憎の果てに4人の男女が辿り着いた、美しくも切ない愛の終着駅を描く第19話と最終回。最高視聴率10.8%を記録した感動のグランドフィナーレを、今回も管理人の愛のツッコミ満載でどこよりも熱く解説していきます!」
【誘惑 前回のあらすじ】
セヨンが突然告げた一方的な別れの言葉に納得がいかず、彼女の自宅前で夜通し待ち続けていたソックン。問い詰める彼に対し、セヨンは己の重病を隠したまま「今のあなたには10億の価値はない。1億ウォンでこの関係はおしまいよ」とあえて冷酷な嘘をついて突き放しましたね。深く傷ついたソックンは絶望のままニューヨーク転勤の準備を進めていましたが、カン社長の元を飛び出した元妻ホンジュから「セヨンは重病で入院している」という衝撃の事実を知らされます。すべてが自分を遠ざけるための悲しい嘘だったと悟ったソックンは、なりふり構わず大慌てでセヨンのいる病院へと激走するのでした!
【誘惑-あらすじ-19話~20話(最終回)】
誘惑 あらすじ 19話
[命がけの手術と、特任理事ソックンの鮮やかな逆転劇]
病院へ駆けつけ、ようやくセヨンの哀しき秘密を知ったソックン。セヨンの大規模な摘出手術が行われる中、彼は手術室の前で張り裂けそうな胸を抑え、焦燥感に駆られながらただひたすら祈り続けていました。無事に手術は終了したものの、セヨンは麻酔からなかなか目を覚まさず、ソックンは彼女の手を握りしめて涙を流すしかありませんでした。しかし、休む間もなくドンソングループに最大の危機が襲いかかります。カン社長(ミヌ)の容赦ない妨害により、グループの中核である子会社「ドンソン建設」が不渡りを出して倒産。本社のドンソングループまでもが連鎖倒産するという、まさに国家規模の絶体絶命のピンチに直面してしまったのです。
昏睡するセヨンに代わり、会社を守るために立ち上がったのはソックンでした。彼は意識不明の会長の側近であるチョ理事から、セヨンが万が一の時に備えて用意していた「所有権と全権をソックンに一任する」という極秘の手紙を受け取ります。セヨンの信頼に応えるため、ソックンはドンソングループの『特任理事』へと電撃就任!連鎖倒産を防ぐための彼の作戦は、超短期で巨額の資金を調達することでした。ソックンはかつてのボスである大物投資家のチャン社長の元へ頭を下げに向かい、見事なビジネス戦略を提示して巨額の緊急融資を取り付けることに成功します。ソックンの天才的な手腕によって、ドンソングループは間一髪で暗黒の倒産危機を回避し、奇跡の復活を遂げるのでした。
驚き:これには正直、鳥肌が立ちました!愛するセヨン様がベッドで戦っている間、今度はソックンが『特任理事』になって命がけで彼女の城(会社)を守り抜くなんて!クォン・サンウさんの知的で圧倒的なリーダーシップ姿、ハラハラしながらも最高に格好良くてシビれちゃいましたよね!
誘惑 あらすじ 20話(最終回)
[涙の和解、再発の絶望を照らす愛、そして始まりの地・香港へ]
ようやく目を覚ましたセヨンの前に、思いがけない人物が姿を現します。それは、セヨンの専属看護師として採用され、病室にやってきた元妻のホンジュでした。自分が看病する相手がセヨンだと知り、激しい嫌悪感から「私を侮辱する気!?」とブチギレて立ち去ろうとするホンジュ。しかし、死の淵を彷徨ったセヨンは、かつて彼女の家庭を壊したことを心から涙ながらに謝罪し、必死に許しを請うのでした。セヨンの哀れな姿と本気の涙に、ホンジュの頑なだった復讐の炎も静かに鎮火していきます。ホンジュはセヨンの元を去りますが、それは憎しみからではなく、過去の因縁に決別するためでした。香港のあの日、ホンジュがセヨンに買い取られた時に残していった「因縁の靴」――それは最後まで返されることなく、それぞれの胸に大人のビターな教訓を残して消えていくのでした。
しかし、残酷な運命はセヨンにさらなる試練を与えます。術後の定期検査の席で、セヨンは「手術は成功したものの、がん細胞がすでに他の部位へと転移している」という絶望的な事実を突きつけられてしまいます。これから先、髪が抜け落ちるような過酷な抗がん剤治療を続けなければならない現実に、さしもの氷の女王セヨンも動揺を隠せず、激しく泣きじゃくって落ち込んでしまいます。「私の病気が一生治らなかったらどうするの?もう私を捨てて自由になって……」と弱音を吐くセヨンに対し、ソックンの愛の炎はさらに激しく燃え上がっていました。「あなたという存在こそが、僕の人生で一番治療困難な愛の病気だ。どんなに時間がかかっても、命が尽きるまで君のそばを絶対に離れない」――ソックンは涙を流す彼女を強く抱きしめ、共に病魔と戦う揺るぎない誓いを交わすのでした。
その頃、すべてを失って自宅で廃人のように酒に溺れている男がいました。宿敵のカン社長(ミヌ)です。彼はドンソン建設を陥れるために行った巨額の賄賂としっぽ切りがすべて白日の下に晒され、社会的に完全失脚してしまったのです。おごれる者も久しからず、かつてあれほど傲慢だったミヌの寂しい背中を、いまや静かな強さを手に入れたホンジュが優しく励ましていました。傷ついたミヌを支えるホンジュ、そして病に立ち向かうセヨンを支えるソックン。かつて激しく傷つけ合った男女の関係は、形を変え、それぞれの最も大切な人の隣という最高の形で静かに収まっていきました。
――そして、物語はすべての始まりの場所、あの煌めく夜景の街・香港へと再び戻ります。リニューアルオープンされ、どこか新しく生まれ変わった「香港Mホテル」。そのロビーで、ビジネスの戦友として、そしてそれぞれの人生を歩む者として、晴れやかな表情で再び視線を交わすカン社長、ソックン、そして抗がん剤治療を乗り越え、短い髪に見事なウィッグと美しいドレスをまとってソックンと腕を組んで歩くセヨンの姿がありました。激しい誘惑の嵐が去った後、二人が歩む未来の空には、あの日と同じ美しい香港の夜明けの光が、どこまでも優しく二人を照らし出しているのでした。
ツッコミ:最終回、がんの転移という現実的な試練を残しながらも、ソックンの『君が僕の病気だ』っていう極上の名台詞とともに、二人がお互いを支え合って生きていく絆の結末には涙が止まりませんでした!カン社長も失脚したけれど、ホンジュが側にいてくれて、全員が憎しみから解放されて始まりの地・香港で再会するラストシーンの余韻、本当に美しすぎて大満足のハッピーエンドでした!
読者への問いかけ:あまりにも過酷で、だけどこれ以上ないほど純粋な大人の愛の結末を迎えた『誘惑』。みなさんは、11年ぶりに魅せてくれたクォン・サンウさんとチェ・ジウさんの息を呑むような大人のロマンスの幕引きに、しばらく現実に戻れないほどの感動に包まれませんでしたか?これだから韓国ドラマの本格サスペンスは辞められませんよね!
