韓国ドラマ 月桂樹洋服店の紳士たち あらすじ 46話～48話 ネタバレ
韓国ドラマ 月桂樹洋服店の紳士たち あらすじ 46話～48話 ネタバレ
月桂樹洋服店の紳士たちをネタバレで配信！ BSで放送予定！
キャストと相関図も紹介！視聴率30%越えの人気韓国ドラマ！
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【前回のあらすじ】
穏やかな日常に、再び嵐が吹き荒れようとしていました。
テヤンは、ヒョウォンとの結婚を頑なに反対するウンスクに、
心を込めた一通の手紙を書きます。
それは決して謝罪でも言い訳でもなく、
“本気の愛”を伝えるためのまっすぐな言葉でした。
「ヒョウォンを幸せにするのは、自分以外にいません。」
テヤンは自らヒョウォンの家を訪れ、
家政婦にそっとその手紙を手渡します。
ウンスクは、最初は眉をひそめながら封を開きました。
しかし、読み進めるうちにその目が徐々に潤んでいきます。
手紙の中には、
テヤンの誠実さと、彼女（ヒョウォン）への深い愛が
飾らない言葉で綴られていたのです。
「どんな困難があっても、彼女のそばを離れません。」
その一文に、ウンスクの頬を一筋の涙が伝います。
ついに彼女の心が、少しずつ動き始めたのでした──。
一方そのころ、ヨンシルの身に大変な事件が。
「ヨンシルが……拉致された！」
その知らせを受けたドンジンは、
血の気が引くような思いで現場へと走り出します。
彼は深い後悔と怒りに震えながらも、
ある“切り札”を思い出します。
「GPS……！」
ドンジンは以前、ヨンシルの身を案じて
彼女の携帯にGPSアプリを設定していたのです。
その地図を頼りに車を走らせ、
ついにヨンシルの居場所を突き止めます。
そこにいたのは、やはりギピョでした。
怒りを抑えられないドンジンは、
一瞬の迷いもなく彼に殴りかかります。
「ヨンシルを離せ！」
「お前に彼女を奪われてたまるか！」
二人の拳がぶつかり合い、
辺りに響くのは荒い息と怒号だけ。
壮絶なもみ合いの最中──
ヨンシルが足を滑らせ、崖際へ！
その瞬間、意外な行動をとったのはギピョでした。
彼は反射的にヨンシルの腕を掴み、
必死に彼女を引き上げたのです。
「ヨンシル……危ないところだったな。」
一瞬、時間が止まったような静寂。
やがて警察と救急隊が駆けつけ、
ギピョは負傷して病院へ搬送されます。
病院の前で、ヨンシルはドンジンの腕を振りほどき、
小さくつぶやきます。
「あの人……放っておけないの。」
ドンジンは複雑な表情を浮かべながらも、
彼女の言葉を否定できませんでした。
「……分かった。行ってあげなさい。」
彼の声は震えていました。
愛する人を信じながらも、
別の男のもとへ向かう姿を見送る痛み──。
【月桂樹洋服店の紳士たち-あらすじ-46話～48話】
💔揺れる心と隠された真実──「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第46章
ヨンシルの胸には、どうしても拭えない想いがありました。
──自分を助け、重傷を負ったギピョのことです。
「せめて手術が終わるまでは、病院に残りたいんです。」
そう口にしたヨンシルに、
ドンジンの表情が一瞬で曇ります。
「ヨンシル……まだあの男のことを？」
怒りと不安の入り混じったドンジンの声。
さらにそこへゴッチも口を挟みます。
「彼は犯罪者よ！刑務所にいた男なの！
そんな人をまだ心配するなんて、どうかしてるわ！」
家族の冷たい視線の中で、ヨンシルは静かにうつむきます。
それでも、「命の恩人を放っておけない」と心に決めていました。
一方そのころ、ウンスクの屋敷では別の異変が。
彼女が突然“失語症”になってしまい、
ヒョウォンはショックを受け、涙ながらに謝ります。
「お母さん……ごめんなさい。私のせいで……。」
けれども、この“失語症”が演技だったと判明！
ヒョウォンは怒りを抑えられず、家を飛び出します。
「もう限界！こんな家にはいられない！」
ウンスクの支配から逃れ、
ヒョウォンは自分の人生を取り戻そうとしていました。
そのころ、病院ではギピョの手術が行われていました。
長時間にわたる手術の末、ようやく成功の報せが届きます。
「手術は無事に終わりました。」
ヨンシルは安堵の涙を流し、
ようやく病院をあとにして自宅へ戻ります。
玄関には、
ドンジン・マンスル・ゴッチの3人が並んで立っていました。
重い沈黙が流れる中、
ヨンシルは小さく頭を下げます。
「みんなを不安にさせて……本当にごめんなさい。」
その真摯な言葉に、ドンジンもようやく怒りを鎮めます。
「もういい、無事でよかった」と。
家族の表情にも少しずつ安堵が戻り、
久しぶりに穏やかな空気が流れました。
けれども、ドンジンの胸には別の疑念が芽生えていました。
彼はどうしてもギピョのことが気になり、
単独で病院を訪ねます。
担当医に容態を尋ねると、
耳を疑うような言葉が返ってきました。
「腎臓移植を受けたという記録はありますが……
手術痕がないんです。」
ドンジンは愕然とします。
移植を受けたはずのギピョに、
手術の跡がまったく残っていない──。
「どういうことだ……？一体何が起きてるんだ……。」
頭の中で、いくつもの疑念が渦を巻きます。
彼の知らない“何か”が、確実に動いている──。
💍偽りの腎臓移植と、愛の誓い──「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第47章
「腎臓移植を受けた」というギピョの言葉。
しかし、それがすべて嘘だったことがついに明らかになります。
この真実を偶然知ってしまったのは、ドンジンでした。
病院で医師から「手術の痕跡がない」と聞かされ、
彼はギピョの病室に乗り込み、怒りを爆発させます。
「お前の言ってることは全部嘘だろ！
一体なにを企んでるんだ、ヨンシルをまだ苦しめたいのか！」
ギピョは反論もできず、ただうつむくばかり。
愛が歪み、執念へと変わっていくその姿に、
ドンジンは深い悲しみと怒りを覚えるのでした。
💒ヨンシル、ついに愛を選ぶ
その頃、ヨンシルは自分の気持ちに正直になることを決意します。
どれほど過去に苦しめられても、
今、自分の心が求めているのはドンジンだけ。
「私はもう迷わない。ドンジンさんと一緒に生きていきます。」
ヨンシルはサムドに結婚の証人を頼み、
ドンジンとの婚約式を迎えます。
やがて二人は婚姻届を提出し、晴れて夫婦となりました。
その知らせを聞いたギピョは、病院のベッドで拳を握りしめます。
「ヨンシル……どうしてだ。なんで俺じゃなくて、あいつなんだ。」
込み上げる涙を止めることができず、
ただ静かに嗚咽を漏らすのでした。
一方、ミサアパレルでは社長ヒョサンの経営が完全に行き詰まり、
会社は倒産寸前の状態に陥っていました。
「不渡りが出そうです！」
社員の報告に、社内が騒然とします。
ヒョサンは慌てて銀行へ駆け込みますが、融資は拒否。
「こんな危うい会社に貸せるお金はありません。」
栄華を極めたミサアパレルが、いまや崩壊寸前…。
社長の顔からは、もはや自信のかけらも消えていました。
そんな中、ギピョはヨンシルのもとを訪れます。
そして深く頭を下げました。
「ヨンシル……腎臓のこと、全部嘘だった。
君の同情がほしかっただけなんだ。
でも、本当に悪かったと思ってる。」
ヨンシルは、目を見開きながら彼を見据えます。
「どうしてそんなことまで……。
自分を傷つけるような嘘、誰も幸せになれないのに。」
ギピョは何も言い返せませんでした。
愛していたはずの人に、心から軽蔑される苦しみ。
彼の胸に残ったのは、後悔だけでした。
💔嘘の代償と、それぞれの崩壊──「月桂樹（ウォルゲス）洋服店」第48章
ヨンシルの心には、複雑な感情が渦巻いていました。
これまでギピョの身を案じ、病院にまで足を運んでいた彼女。
しかし──“腎臓移植の話が嘘だった”と知った瞬間、
その優しさは怒りへと変わります。
「とんでもない嘘をついてくれて……あなたって本当に最低ね！」
ヨンシルの声には、深い失望と悲しみがにじんでいました。
ギピョは必死に謝罪し、なんとか許してもらおうとしますが、
ヨンシルの心はもう動きません。
「お願い……ヨンシル、もう一度だけチャンスを……」
「消えて。もう、私の前に現れないで。」
その冷たい言葉に、ギピョは立ち尽くすしかありませんでした。
かつて愛した人に完全に拒絶されるという現実──。
彼の心は、静かに崩れていきます。
💸ヒョサン、破滅の足音
一方そのころ、ミサアパレルの社長ヒョサンは、
経営の失敗によって不渡り寸前まで追い込まれていました。
銀行にも門前払いされ、頼れる相手はどこにもいません。
ついに、彼は妹のヒョジュに助けを求めます。
「頼む……一生のお願いだ。力を貸してくれ……！」
しかし、ヒョジュの返事はあまりにも冷たく、非情なものでした。
「お兄ちゃんのこと、もう助ける気はないわ。」
かつては華やかなブランドを築いた男が、
今や誰からも見放されていく──。
まさに自業自得の崩壊が始まっていたのです。
そんな中、ヒョウォンは母・ウンスクのもとを訪ねます。
落ち込んでいるウンスクを見て心配し、必死に励ましますが、
会社の凋落により家の空気はどんよりと重く沈んでいました。
「お母さん、大丈夫。きっとやり直せるよ。」
それでも、ミサアパレルの破綻は止められず、
ついに会社は正式に不渡りを出して倒産します。
ウンスクの顔からは、生気が完全に消えていました。
一方、福祉センターでボランティアをしていたマンスルが帰宅。
待っていたゴッチはほっと胸をなでおろします。
「あなた……お帰りなさい。」
しかし、次の瞬間、ゴッチは息をのみます。
マンスルの手には一本の杖が握られていたのです。
何があったのか──。
優しい老紳士の身にも、少しずつ変化の影が忍び寄っていました。
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